what’s your story?
おはようございます。
毎日編み物をしながら暮らしたいアランアミです。
今日は先日観た『ターミネーター2』のお話。
知っているけれど、知らない映画
『ターミネーター2』は私が説明しなくてもみんなが知っているような有名作品。
映画は観たことがなくても音楽は聞いたことがある、決め台詞は知っているという人が多い映画ではないでしょうか。
私にとっては「弟がよく見ていた映画」です。
バイクのシーンとラストの溶鉱炉のシーンばかりしか記憶にないのは彼がそこばかり見ていたせいなのか、私の記憶に残った場面がそこだけだったのか。
当時はVHSも普及していたけれど、何故か実家には『レーザーディスク』があった。
大きな大きなDVDみたいな映像記録媒体。
サイズはレコードぐらいあったのかなぁ。
再生方法はDVDと同じなんだけれど、途中で裏返す作業があったりした。
父親がそういう当時の最先端オーディオ機がすきだったんだよね。
3〜4歳くらいの子どもと同じくらいのサイズのスピーカーもあったもの。
ダーミーネーター2のような洋画がメインで揃えられていたけれど、アンパンマンの映画作品や絵本「さむがりやのサンタ」のアニメーションも棚にあった。
私はその2作品を好んで見ていたけれど、弟が好きだったのはターミーネーター2。
だからターミネーター2とレーザーディスクは紐付いていて、懐かしいけれど中身をよく知らない作品なのである。
大人になって改めて映画を観る
そんな思い出のターミーネーター2。
Amazon primeで課金して観てみた。
懐かしさと初めましての新鮮さが入り混じった映画鑑賞。
子どもの頃に見た作品を大人になってから見直すと内容を覚えていたとしても新しい発見があると思う。
私が気になったのはジョンの母親サラがターミネーターにこう問いただす場面。
What's your story?
日本語字幕は「説明して」になっていた。
直訳だと「あなたの話は何?」になるのかな。
storyと聞くと「物語」と変換されて情緒的なものが想起されたけれど、映画の中での使われ方はもっと荒っぽい感じだった。
日本語で「説明して」と言われると多くの人は状況説明をするときに自分の存在は極力薄く客観的な話になるようにする気がする。
でも、この“What's your story?”という表現は“your story”なのであくまで主体的に話すことを求められている感じがする。
細かい英語のニュアンスは私は分からないけれど、言語として物事を切り取る視点が英語と日本語では違うんだろうなと思った。
子どもの頃は吹き替えで見ていたからこういうフレーズに対する気付きってなかった。
字幕で映画を見ている時に実際に喋っている言語を拾えると嬉しくなる。
AIが自動翻訳してくれるなら語学学習は不要なのではという人たちもいるけれど、語学学習の面白さは考え方・発想の違いを発見できることだと思う。
そんなことを頭の隅で考えながらターミネーター2を観ていたけれど、気がついたらエンドロール。
あれ、決め台詞のシーンを見逃した。
お酒が回ってうたた寝していたようだ。
ではでは、良い1日を〜
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