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駄菓子屋

おはようございます。
毎日編み物をしながら暮らしているアランアミです。

昨日の編み物🧶



35段編めました!
作り方動画ではされていなかったけど、最後に引き抜き編みもしてみました。
カバンを編んだ後に引き抜き編みをするのが好きです。なんか一区切りというか。
後は持ち手とボタンをつけたら完成の予定。

昨日は地元のじじばばネットワークについてお話しました。
そういえば彼らは屋号で呼び合っていました。
名字でも名前でもなくて、屋号。
個人事業主やフリーランスの人が使うものとは別です。
実家の屋号はなんだったかな。今度聞いておこう。

じじばばは屋号で呼び合うので、よく話題にでる人が実は同級生のおばあちゃんだった、なんてこともよくあります。
名字とはなんの関連性もなく屋号はついているので把握出来ないんですよね。
でも今考えるとコードネームみたいでかっこいいかも。

小学校のすぐ近くにあった駄菓子屋も屋号で呼ばれていました。
子どもの頃は単純にお店の名前だと思っていたんですが、家の名前、屋号でした。
ここでは仮に「ますじろう」としておきます。

「昨日ますじろう行ったんだけどさ、」

「じーちゃんだった?ばーちゃんだった?」

「ばーちゃんだった。」

「じゃあマシじゃない?私はこの前じーちゃんだったよ。」

「いや、昨日のばーちゃんは怖かった。」

老夫婦の自宅の土間で営まれていた小学生御用達の小さな駄菓子屋は大変に愛想が悪かったのです。

子ども向けの店だからって店主が子ども好きとは限らない

悠長にお菓子を選んでいると「遅い。早くしろ。」と言われるような駄菓子屋でした。

私の記憶の中でますじろうのじーちゃんはぶっきらぼうで感情表現が苦手なタイプ、ばーちゃんは感情の波が大きくて情緒豊かなタイプだったと思います。

2人ともずっと不機嫌というわけではなく、たまに「このお菓子が好きなんか」とか「遠足か?」と声をかけてくれることもありました。
会話が成立した日の翌日には学校で同級生に「昨日ますじろうのばーちゃん機嫌よかった!」と報告するくらい。

子どもに媚びない大人でした。
媚びないというか不必要に優しくしないというか。

駄菓子屋の店番は仕事だから仕方なくしているという態度がもういっそのこと清々しい。

子どもが自分で買い物に行けるのは「ますじろう」くらいだったので、怖くてもみんな小銭を握りしめて通ったのでした。懐かしい。


ではでは良い1日を!

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