【クリエイター】ネットワーキング

ネットワーキングとは?

ネットワーキングは一言でいうと「異業種交流会」です。
 さまざまな人と気軽に交流できる場という意味合いが強く、セミナー・勉強会などとセットで最後に1~2時間程度設けられるのが一般的。異業種とはいってもイベントのテーマに即して目的を同じくしている人々が集まっているため、会話が弾みやすいのがポイントです。

 KYOCERA Japanより

ググるとこんなのがでてくる。
とはいえ、小難しくしてもしょうがないし、若干この場で言っている趣旨と違うので定義をするなら、同業、異業種問わず、参加している界隈の知り合い、仲間、友達を作ることとしてます。

メリットについて今更説明するのも億劫なのですが、労働者に労働組合が存在するように、クリエイター同士で繋がることは、企画の実行、助け合い、情報交換、そして、それ以上に友人が増えて活動や人生が豊かになるのは言うまでもありません。

仲間と繋がる

な、仲間はほしいけど、奥手だからどうやっていいかわからないよ〜〜!!

安心してください、アラマキ知ってます。
全員がアラマキの様に頭のネジが2,3本ハズれてる人ではないことを。


冗談はさておき、グルーピング(ここではグループをつくることを指します)される状況というのは一般的に、中心となる人物(ハブ人材)、目的が存在します。
クリエイターの場合も例に漏れません。

中心となる人物(ハブ人材)

中心となる人物は、知名度がある、才能あふれる、リーダーっぽい動きをする人、行動力がある人など、人間として魅力的で不思議と周りに人が集まる人などそれぞれ属性があります。
この属性を1つ、複数兼ね備える人もいますが、基本1つでも役割を果たします。
学校でもよくいるクラス話題の中心になってる人みたいな感じです。
ハブ人材の周辺では常に人の流れが生まれます。
一旦その関係に組み込まれれば、自分もその恩恵を授かることができます。

目的

集まるには目的(動機、モチベーションと言い換えることもできる)
ぼんやり(良い曲を作りたい!とか)とでもいいので、同じ目的を持った者同士であれば、繋がる理由になります。

自己紹介となる作品を用意する

この記事を読んでいる方々はクリエイターが前提なので、自分の代表作などを用意して、SNSの目立つ部分に置いて見えるようにしましょう。
Twitterであれば、固定ツイートなどに添付するなどすると良いと思います。
この作品が何故重要かというと、相手に対して興味を持ってもらう際に自己紹介が省けるからです。
現代では友達作りをするときに、「私は、〇〇をしています。友達になってくれませんか?」なんて言う人は少なくとも日本には極少数しかいないでしょう。
また、他人の作品を褒める際に言葉の重みの裏付けとしても機能します。

素晴らしい作品を作れる人に褒められたほうがそうでない人から褒められるよりも一層喜びを感じるので、より重要視されやすくなるメリットがあります。
なので、必ずやってほしいことの一つです。(そもそもこれがないと、色々破綻します・・・)

実例紹介

ここで私がボカロPをはじめるに当たって実施した手法をご紹介します。

前項目で挙げた要素をまず用意します。

自己紹介となる作品:「辺獄エコノミカ」(現状で自分が用意できる最も他人を惹き付けるであろう作品)

目的:自分の作品を広めたい、協力できる仲間を作りたい、楽しく創作したい、他業種の活動者とも繋がりたい

こんなところでしょうか?

次は、中心となる人物、ハブ人材を探すことになります。
Twitterのタグや話題などで検索して、自分の感性に響いた作家さんの作品を褒めたり拡散したりする。
もちろん、コメントは本当に良いと思った部分の方が望ましいのは言うまでもありません。
当然この段階では自分や相手の被フォロー数なんて気にしないで、こっちからガンガンフォローしにいきます。
このときに、作品を褒めたりして会話ができれば良い印象を残せると思います。

20人〜30人ぐらいフォローしたら気づくと思いますが、「〇〇さんにフォローされています。」という表示に複数名並んでいることを確認出来たなら、その周辺での作家のネットワークの一端を発見したと言える状態になります。

そのなかで、「今勢いのある人」「周りとコミュニケーションを頻繁にとっている人」などを見つけてアプローチすることでよりネットワークへ参加しやすくなるはずです。

そのような人を見つけたら、積極的に「いいね」「RT」「ポジティブなメンション」でコミュニケーションに参加して、接点を増やしてください。

※堅すぎず、丁寧な言葉でやり取りをしたほうが良いです。自分も稀にやらかしますが、ノリを間違えてタメ語で話しかけると印象最悪になりかねません・・・

ただし、注意点として、すぐにフォローが返ってくることを期待していると、凹みますのでやめましょう。
ブランディングとしてフォロー数、被フォロー数を極端にしたい方もいらっしゃるので、そういうもんだと思っておくと吉ですし、無理にフォローされようと思わないほうがうまくいくでしょう。

そしてこういう時のためにも、自分の代表作などをSNSの見えやすい位置に貼って置くと印象に残り、フォローが返ってくる確度があがります。

可能なら複数名のハブ人材を見つけ、繋がることで、アナタの作品もシェアされやすくなるし、シェアされれば、その周辺の方々にも存在は広まることでしょう。
ハブ人材の近くにいる人とも交流が産まれ、それを繰り返すことで、勝手に関係は広がります。

それと、大前提として自分の作品の質を高めることが何よりうまくいく秘訣となるので、日頃からの鍛錬も大切なことです。

波に乗る

話題となっている出来事やイベントには積極的に加わることで、飛躍的に仲間が増える可能性が高まります。

ボカロPを一例にあげますと、楽曲コンテスト、ボカコレ、有志によるイベント、オフイベントなどです。

作品を作って参加するイベントはそもそも、自分の作品を多くの人に見てもらうチャンスとなりますし、オフイベントでは、既に繋がっている人とより深い関係を築けたり、いい事ずくめですので、是非参加してほしいです。

積極的で献身的な行為

情けは人の為ならず。
困っている方を助ける、積極的に面倒な役回りをする、献身的に相手に接することは、人間としての魅力を高めるだけではなく、信用を積み重ね、人から信頼を勝ち取る近道です。
困っている人や、必要とされる役回りを見つけた場合、自発的に動くことで最終的にはアナタ自身が一番得をすることを肝に銘じてください。

やってはいけないこと(個人の意見です)

ここで挙げるのは他人からみるとマイナスなイメージが付きやすい行動や、悪評が広まる可能性があることです。
不注意でしてしまった場合は信用の回復に努める他ありませんが、面白いとおもってやると痛い目をみるのでやめましょう。

ネガティブな発言・乱暴な言葉づかい

どんな人物だろう?と思って投稿を見渡した時に、乱暴で下品な言葉遣いなどをしている場合、関わろうと思う人は多くありません。

他人への攻撃

自分も対象になりうる。トラブルに巻き込まれるかもしれないと感じますので、百害あって一利なしです。やめましょう。

陰口

他人への攻撃と同じく、自分も対象になりうる。トラブルに巻き込まれるかもしれないと感じますので、百害あって一利なしです。やめましょう。

自虐

面白くできる人も一握りいらっしゃいますが、日頃から自虐発言をしている人は、総じて寒くて、滑ってる印象しかありません。
自虐というのは関係性が近い人にしかウケないですし、付き合いが浅い人からされると反応に困ります。やめましょう。

イキリ散らかす/マウント行為

おじさんの「俺の若い頃は凄かった(ドヤ)」と中高生の「バックにヤバい人がいるからYO!」みたいなの同じぐらい寒いのでやめましょう。

また、趣味のモノや高級品をひけらかして、他人の持ち物や趣味を貶すようなマウント行為も、非常に良くないので、やめましょう。

モノや過去栄光、コネなどではなくて、「現在のアナタ自身」が魅力的でなければならないし、そこしか他の人は見ないでしょう。

一方的なアドバイス、薀蓄語り/マウント行為

オジサン・オタクあるあるなのですが、自分の知識などに自信をもっている場合、相手から求められてもいないのに一方的にアドバイスをして、見返りを期待したりマウント目的でしてしまう方がいたりします。
悪いことは言わないんで、めんどくさい人だと思われる前に、求められた場合にだけアドバイスをすることを心がけてください。

センシティブな話題(なるべく避ける)

政治、宗教、スポーツチームの贔屓など、よく言われる避けたほうが良い話題はしないほうが無難です。
コレするぐらいなら好きな食べ物の話で盛り上がってください。

また、特定の属性を貶すことで、意図せずに仲が良い人、繋がりたいと思う方を攻撃してしまうことがありますので、寛容になることを心がけてください。

まとめ

この記事で挙げた以外にも様々に活用できる手法や、チャンスの見つけ方などあります。非常に細かく膨大になってしまうので、このページで挙げた要素がすべてではありませんが、これから仲間を集めるにあたって参考となれば幸いです。


余談

いかがでしたでしょうか?
おそらくこの記事を見ている方々の中には、「そんなの知ってるよ!」「考えてみたらもう実践してたわー」と声が上がることでしょう。

もし、より多くの情報を得たいと思ったならば、フィクションでもノンフィクションでも構わないので、小説や偉人の自伝などを読むことで沢山の事例を知ることができます。マジで読書はおすすめです。

あと、言い訳になるのですが、アラマキは全て打算で動いている訳ではなく、結果的にそういう効果が得られたなど、偶発的なラッキーは結構ありますし、心からそうしたいと思って行動してるので、コイツはセコい奴だ!とか思わないで!!!!!(泣)

※記事は新しい情報を加えるなど、必要があれば加筆等する予定です。




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