『大怪獣のあとしまつ』ロケ地探訪～栃木県足利市・松田川ダム～
予告編でチラッと映っていた「怪獣に押し寄せる大濁流」。ネタバレになるが、川のど真ん中で死んでいる怪獣を処理するため、その上流にあるダムを爆破してその水勢で海へと押し流す作戦だ。
その劇中に登場したダムのロケ先は栃木県足利市・松田川ダム。
2021年２月、栃木県足利市にある松田川ダムで映画『大怪獣のあとしまつ』の撮影が行われました🎥
— 栃木県フィルムコミッション (@film_TFC) February 4, 2022
ダムの壁に爆薬を仕込むシーンは、スタントマンが、実際に高所作業車に吊り下げられて演じています🎞️#栃木県フィルムコミッション #大怪獣のあとしまつ pic.twitter.com/8PTDllSD0h
群馬から近い！ というか、映画を観終わったらその足で行けるのでは？
思い立ったが吉日、本当に現地へ行ってきました。
……山が近付き、緩やかな登りを感じながらアクセルを吹かす。そして道はセンターラインが消えて森の中へ。ところどころにやって来る勾配の付いた坂。思ったよりも鬱蒼としてるな、と思っていると今度は道が二股に別れた。案内看板を見ると、左はふれあい広場、右はダム。
まずはダムだ、とハンドルを右へ。すると坂はさらに勾配が付く。森の中をなんのこれしきと登っていく愛車。上がった先にはどんな光景が見えるんだ？ やがて森が開けてくると、
「お、あった！」
思わず声が出た。
これがそうか！ こうやってダムをじっくり眺めるなんていつ以来だろうか。まあそれ以前に「目的地：ダム」というドライブを一度もしてないし、旅行のついでに寄ったりはしたけど、自分から行こうと思ったのは始めてかもしれない。
じっくり眺めたところで道を引き返し、今度は左：ふれあい広場へ。ここはかなり開けており、親水公園としてしっかり整備されていた。
下から眺めるとやはり威圧感がある。これが巨大構造物へのロマンというやつだろうか。
周辺は水辺も近く、キャンプ場やバーベキュー広場もある。冬期は開業してないため、今はひっそりとしていた。それでも時おり車がチラホラと来ているところをみると、暖かくなったら結構賑わう場所なのだろう。山の奥とはいえ市街地からは割と近いため、ちょっと訪れるのにもいいしロケにも向いている。足利がロケ誘致に力を注ぐ理由も分かりますね。
ただ今の時期はやはり寒く、あまり長居は出来なかった。まあ桜並木もあるので、あと数ヶ月もすればダムと桜が眺められるような、良い感じの光景が広がるのだろう……
と思いながらダム脇を見ると、
うわぁ……花粉は勘弁してくれ。マスクは必須だな。
とはいえ、観たばっかりの映画ロケ地を巡るなんて、そうそう出来るものではない。また近場で怪獣モノの撮影をしてくれないものか、そう思いつつ帰路に付いた。
で、後にダム手前の分かれ道に、何か建物があったのを思い出した。気付いてはいたが、今回の訪問が急ぎ足だったのでスルーしたところ、どうやらいい感じのカフェだったらしい。午前中に映画観てたら寄れてたかもしれない。気になる……
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