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【ラジオ】アレコード備忘録・2022/03/09放送分

 このコーナーも残すところあと数回、つまり備忘録もあと数回です。アレコードの感想をTwitterからこちらに移し、毎週のように感想を書き記す。自分なりに話を広げてツッコミ入れつつ楽しむ、そんな水曜日のルーティンがもう出来なくなってしまうのは本当に寂しい……
 と、しんみりしてる場合じゃない。今日もゲストはお二人。鮫肌文殊氏と中野俊成氏が選んだ紫玉のアレコードを聴いてみましょう!

・「チャ・チャ・チャ・お茶メンコ/アントニオ古賀」

 アントニオ古賀さんの時点で既に「面白い曲」なのは確定。ではどの程度アレでぶっ飛んでいるのか、その度合いを知りたくなる。
 ……おお、これは格好良い! お茶メンコといいつつフラメンコよりはマンボに近いけど、そのリズムで続々とお茶を紹介。歌詞はそこから韻を踏みに来たと思ったら、畳み掛けるようにちゃっきり節。どこまでもノリの良いお茶づくしの歌。氏の曲でも一番メジャーな『クスリ・ルンバ』は編成もシンプルなだけに、まず演奏で聴かせにくるのは大変よろしい。「アレコード収集家なら必ず持ってる一枚」との話ですが、世の中も進んでおりまして、今やレコチョクで普通に変えてしまう。そしてAppleMusicでも聴けてしまう。いつの間に。

・「エアロビクスオジさん/えりまきオジサン&DASH」

 まず「えりまきオジサン&DASH」とは何者?(※テクノ系バンドだったらしい)となるし、おまけにエアロビクス。この二つの単語だけで時代が分かってしまう。で、オジさんがエアロビでもするのか?と思ってたら甘かった。
 イントロをえらく引っ張るなぁ……からまさかの「スリラー」そのまんまっておい! これをツッコまずにいられるか。これでエアロビかぁ……から今度はおっさんがその動作をアレコレとレクチャーし始める台詞。これが延々と続く。その声質からアフロヘアーでサングラスしたレオタード姿のおっさんがイメージされて、頭から離れられなくなった。どうしてくれる。
 あとそんな人が「お尻を意識する」動作の時に必ず「肛門」「肛門」って指示出してくるのも気になってしょうがない。スリラーのパロディも数多くあろうが、こうもヒドいのは早々無いかと。いや、ひょっとしたら存在するのか……?

・「蚊とハエのいない生活の歌/荒井恵子」

 調べてみると、昭和30年代に東京都区内で始まった「蚊とハエのいない生活実践運動」なる市民活動があって、そのキャンペーンソング(曲のリリースは1957年)ですね。都下水道の普及率もまだまだ低い頃で、ドブ川なんてのも至るところにあったようですが、それ以前に衛生意識に対する考え方も違っていたようですね。そんな時代を象徴する歌です。この話を母親にすると「ウチ(母の実家)は自営業で食べ物を扱ってたから、ハエにはうるさかったねぇ」。ハエ取りリボンをよく使った、とも。
 とはいえ、ラジオ内でも言及してたが、最近だと蚊はともかく室内のハエは確実に減ってますな。自分が子供の頃と比較しても「減った」と感じるくらいだから、昔はどれだけいたのやら。『三丁目の夕日』のノスタルジー満載なあの街も、実際はそんなだったのでしょう。
「♪ちっちゃな蚊とハエ 大きな悪魔 そりゃホントだ いろんな病気の総元締だ
 蚊とハエが媒介する病気は多いので案外シャレにならない歌詞ですが、総元締めという表現は初めて聴きました。で、調べてる最中に一番驚いたのは

「作曲:石井歓」

え?! 『妖星ゴラス』の音楽を担当した方だよ!

 こんな仕事もされていたとは、いやはや。

・「ツァラトゥストラはかく語りき/TEMPLE CITY KAZOO ORCHESTRA」

 カズー・オーケストラ。ちなみにカズーはこんな楽器。TVのバラエティ番組だと伝言ゲームでよく使われるヤツですな。これであのクラシック曲を?

 ……いやぁ、見事なまでに馬鹿でした!! 最初の数秒で「あ、これもう馬鹿だ」と思っちゃった時点でこっちの負け。というかティンパニのパートまで全部カズーでやるのかよ!! もうブーブーブーブーウルセぇよ!! それ以外書くことが無い! とてもじゃないがラジオで流す曲ではない。凄いのをぶち込んできたな、ホント!

・「ダンシング・クイーン/琴・世界をまわる アバの調べより」

 ほぼオマケ状態でのオンエアだが、これは普通にいいアレンジだと思います。中川家のコントにこんなのあったな?


 先週の時点で「ラストスパートが凄すぎる」と書いてたのに、もっとターボがかかるとは。どうなるんだよコレ、来週は何が飛び出てくるんだ?「どうせ最後だから、やっちゃえ!」みたいなノリなのか?
 だったら最後まで付いていきます! ではまた。

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