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『さよならジュピター』のゲームがある?

 あったんですね、そんなのが! 確かにWikiにその記述はありますし、劇中でもコンピューターが出ずっぱりでした。タイアップも兼ねてたのなら丁度いいわけで。

 ただ、あれをどうゲーム化するんだ? と。
 そうしたら、なんとプレイ動画がアップされてました。MSX版、PC88版両方あったのでどちらも掲載。内容は……

……ミネルヴァ基地での銃撃戦と、爆弾解除のトコだけ?!


 パックマンのようになった登場人物が、やはりパックマンみたいなフロアマップを移動しつつ、ビームを撃ってジュピター教団のメンバーを倒し、そして基地内に設置された爆弾を解除して回る。いや、何ら間違ってませんよ。『さよならジュピター』にそういう展開はありました。
 ただ「アレコレ詰め込みすぎ」と酷評されている作品の中で、しばしば「余計」だといわれる場面なんですよね。そこをゲーム化されてもゴリ押し感は拭えません。
 というか、なぜにシューティングにした? コマンド式のアドベンチャーゲームだって公開当時はもうあった(『ポートピア連続殺人事件』は1983年)のですから、そういう感じでもよかったのでは? 本作を手掛けたポニーキャニオンは「当時映画のゲーム化を盛んに行っていた」とありますが、この調子だと他の映画はどんなだったのやら、心配でなりません。

 あと一番気になったは、フロアにある部屋。「シレイシツ(司令室)」「ビョウシツ(病室)」と表示される中で、とある部屋に入ってみると

「ココハ ラブルーム デス」

 無重力セックスの部屋かい!!


 こんなゲームでも、序盤のどうでもいい見せ場まできちんと再現するとはねぇ。確かに『さよならジュピター』のゲームらしいといえば、らしい。

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