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「エシカル✖️ファッション」についてお話してきました。

横浜で「エシカルカフェ」を主催されているさっきーさん(https://note.com/ethimy)からお誘いを受けて、「petitエシカルカフェ〜エシカルな視点でアパレルを語ろう〜」でゲスト出演してきました。

まず、スタイリストあられが運営している「アポルテコーデ マルシェ」というサロンの活動についてお話しさせていただきました。

https://reserva.be/arale0521

「アポルテ→持ち寄る(仏語)」「コーデ→コーディネート」「マルシェ→市場(仏語)」という意味です。手持ち服のコーディネートの仕方をわたしや参加メンバーがアドバイス、不要なものはサロンで引き取り、その服を必要としている人がフリマみたいに買うことができます。そして、不要になったらまたサロンで引き取ります。引き取った服は寄付する場合もあります。こんな風にして、一着一着の服を大切に循環させる、人にも環境にもやさしいエシカルなファッションサービスを提供しています。

「アポルテコーデ マルシェ」がなぜフランス語を使っているかというと、わたしがファッションの世界に飛び込むきっかけをくれた国だからです。大学時代に、フランス北部のトロワという町に1年間住んでいました。ワニのマークで有名な「ラコステ」発祥の町で、本社近くのアウトレット内の「ラコステ」のショップは、ゴルフ服だけでなく日常使いできる服が並んでいて、とてもおしゃれでした。元々、お洋服が好きだったので、ファッションの国フランスで1年間過ごすうちに、「ファッションの世界で仕事がしたい」と思うようになりました。

フランスの話の後は、2013年に起きた、バングラデシュのダッカの縫製工場ビルが崩壊し、1000人以上の方が亡くなった事故の話をさせていただきました。有名ファストファッションブランドの縫製工場も入っていたビルです。もしかしたら、普段自分が買い物しているブランドかもしれません。この事故やアパレル業界の海洋汚染などに迫ったドキュメンタリー映画『THE TRUE COST』は全ての人に観てほしいです。

この事故はアパレル業界の転機になりました。わたしは仕事で、常にいろいろなブランドや商品を検索しています。検索した時に‘’オーガニック‘’‘’エシカル‘’‘’サステナブル‘’といった言葉を見かけることが多くなりました。2021年に入ってからは格段に増えました。

そこで、実際のエシカルなものを紹介させていただきました。

その中の一つが『豊島株式会社』の取り組み【オーガビッツ】です。より多くの人がオーガニックコットンの商品を手にできるよう、その混率を10%から設定でき、他の素材と組み合わせることで、衣料にする取り組みです。

https://orgabits.com/

有名ブランドとも多数コラボレーションしています。わたしの手持ち服の『any FAM』とコラボした「【オーガビッツ】裏毛パーカー」も紹介しました。

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https://zozo.jp/sp/shop/anyfam/goods-sale/52894395/

またご参加の皆さんとも活発に意見交換ができました。「リユニクロ」の取り組みを教えてもらったり、ご自身で子供服のリメイクをされている方は「好きで始めたことだけれど『SDGs』や『エシカル』を知り、自分のやっていることはもっと奥が深いことなのではないかと思うようになった」という気づきを話してくれました。他にも、原材料の"収穫"から"製造"まで、環境に優しく社会的に責任のあることを示す認証ラベル「GOTS(Global Organic Textile Standard)認証」というものも知ることができました。

http://joca.gr.jp/main/organic-cotton-and-gots/

前にも書いたダッカの縫製工場の事故は2013年4月24日に起きました。とても大きな事故でしたが、実はその当時、妊娠したばかりでつわりと仕事で一杯一杯だったわたしは、新聞やニュースを見ていなくて、事故のことは知りませんでした。そして、映画『THE TRUE COST』を約4年前に観ていたのですが、すぐには行動に移せませんでした。映画を観た後も、ファストファッションを買っていました。すぐに行動できないことに罪悪感があった時期もあります。それでも、知ったことで、意識が変わり、行動が少しずつ変わりました。今では「エシカルファッション」について発信したり、こうやってイベントでお話できるようになりました。話をすることで、わたし自身の理解も深まり、特に、今年に入ってからは、お買い物の仕方がより‘’エシカルなもの‘’になってきました。商品を手に取るときに、値段よりも、その商品のストーリー(どこで、どのようにして作られて、ここに辿り着いたのか)を大切にするようになりました。

やはり、まずは‘’知ること‘’が大切です。知って、自分にとって大切なことは言葉にしていってください。そうすれば必ず行動につながります。

アパレル業界をはじめ、社会全体も大きく変わろうとしています。エシカルなものは人にも地球にもやさしいです。まずは自分を大切にして、自分の肌や体や心が喜ぶ物を手に取ってください。それを繰り返すと、自ずと自分に似合うものにも出会えます。自分が変わることが世界を変えることにもつながります。

最後に、映画上映のご紹介です。オンライン映画館ウナギネマにて2/6にトウナギネマvol.21『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』 - が上映されます。上映後、感想のシェア会もあります。鑑賞希望の方はこちらのURLよりご参加ください。https://peatix.com/event/1793664

お誘いくださったさっきーさん、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました^ ^

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