2020年のまとめ
2020年は全ての人にとって、コロナなしでは語れない一年だったのではないでしょうか。
わたしにとってもそうです。わたしが開催しているファッションイベント『アポルテコーデ マルシェ』もオンライン参加の方がほとんどになりました。理事を務めている『日本マミーボイスアカデミー協会』のボイストレーニング教室和歌山支部のレッスンは、コロナ対策が必須となり、消毒・換気に気を配り、代表理事や生徒さんと確認し合う日々でした。プライベートでは、娘のひなあられが小学校に入学しました。入学式を終えて、学校に通えない日々を過ごしました。
そんな中、一年を振り返って、わたしは心穏やかな日々を過ごせたなあ、と思います。
「田舎の古民家で、子育てをしながらスタイリストの仕事がしたい」と思ったわたしは、三年前にFBの活用方法や動画の撮影方法を学びに行きました。三歳の娘を連れて。今ではすっかり定着した‘’リモートワーク‘’‘’テレワーク‘’を三年前からしていたのですね、わたし。そして、わたしは「家族を大切にしながら仕事をする」ということを大切にしていまして、同じく三年前から、家事の仕方や夫婦関係など、家庭の中のことを整えてきました。なので、「ステイホーム」もなかなか快適でした。家の中も片付いていますし、夫婦も仲良いですし、娘は家が好きすぎてとても楽しそうに自粛生活を送っていました。さらにありがたいことに、自粛生活が始まってからわたしの収入は増えました。
「ステイホーム」のための準備期間だったんじゃないの?というくらい、この三年間やってきたことがピタッとはまったわけですけれど、わたしに超能力があるとか、特別恵まれているというわけではないんです。とても単純なことを続けてきたのです。“普遍的なもの‘’を大切にすることをやってきたのです。そうすれば、どんな時代にもどんな状況にも対応できるんだと思います。‘’普遍的なもの‘’というのは、時代が違っても、あるものです。家族、子育て、健康、衣食住などです。
あ、あと、ミーハー心も大切ですね^ ^普遍的なものを大切にするために新しいものをどんどん取り入れていくこと。わたしは、刺激気質でもあるので、オンラインを取り入れるのはとてもワクワク刺激的なことでもあります。
また、気持ちの変化がありました。「ステイホーム」で、人と接する機会が減った分、周りに惑わされることなく、自分自身がどうありたいのか、ということもはっきりしてきました。
今年一番、気持ちに影響を与えてくれた出来事は、音楽プロデューサーINAさんのプロジェクトに関われたことです。INAさんはXJAPANのライブサポートやhideさんのソロをプロデュースしている方です。わたしは子供の頃に、hideさんの音楽やビジュアルに出会って、雷が落ちたくらいの衝撃を受けました。そして、音楽やビジュアルと同じくらい、hideさんとINAさんの仕事の仕方に惹かれていました。小6、中1の2年くらいhideさんのインタビュー記事を、手に入るものは全部集めて読み漁っていた時期があるのですが、その中にしょっちゅう登場するのがINAさんでした。ほぼ2人で音楽を作る作業をされていたのですが、お2人の信頼関係とか、激しい音楽を作っているとは思えない(笑)寡黙さとか、謙虚さのギャップにとても惹かれました。言葉も丁寧だし、自然体だし、「あ〜、わたしもこんな大人になりたいな」と密かに思い続けていたのです。
それから時は流れて22年。あの、音楽プロデューサーINAさんのプロジェクトに参加することになったのです!!子供の頃の自分に教えてあげたいくらいすごいことが起きたわけです。INAさんとメッセージのやりとりをしたり、動画を送ったり…。とっても興奮するようなことなんだけれど、穏やかな日常生活の中で、当たり前のように行われていて、不思議な感覚でした。そして、INAさんは22年前にわたしが持っていたイメージのまま、いや、それ以上に素敵な方でした。丁寧で、謙虚で、ユーモアもあって。いつも一番に行動して背中を見せてくれるし、落ち込んでいる人がいたらすぐに声をかけてくれるし、トラブルが起きたら的確にアドバイスをくれ解決に導いてくれます。プロジェクトが『DMMオンラインサロンアワード2020 プロジェクト賞』を獲ったのですが、授賞式のインタビューでは「みんなのおかげ」と何度も何度も口にしてくださっていました。素敵すぎです。
自分がどうありたいのか。わたしは、やはり子供の頃に感じたことを大切にしていきたいです。いくつになっても、うまくいっている時も、うまくいかない時も、奢ることなく、謙虚な人でありたいです。お仕事でも家庭生活でも。どういう自分でありたいのか、改めて、はっきりした一年でもありました。
まだまだコロナは収束の目処が立たず、大変な世の中ではあるけれども、2020年の末から本格的に‘’風の時代‘’が到来して、2021年は、軽やかな、笑顔の増える年になるんじゃないかと、わたしはイメージしています。当たり前のものこそ大切、ということにたくさんの人が気づいたので、優しい人が増えたと感じています。2020年も大変お世話になりました。そして、2021年もよろしくお願いいたします。
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