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とんぼ(831文字)
東京で生まれて、東京の大学に通って、東京の会社に勤めた。
だからか、ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』みたいな感じが、あまりよくわかっていなかった。
学生時代、地方から出てきた友人が、当時の、マハラジャだとか、赤プリだとかに、なにか特別な感情を抱いていたのだけど――、そのさまが、僕には、なんとも不思議に感じられた💦
今、移住して、東京を外から見て、また、周りの人たちが東京について話すのを聞き、地方から見た中央というものが、いくらか理解できたようにも思う。
未知、可能性、大海原――、そんなあれやこれやの象徴として、機能しちゃってるんだろうな、東京。
――東京って、好きでも嫌いでもなかった。
東京という場所ならではのよさもある一方で、東京って場所ならではのわるさもあった。
地方ならではのよさとわるさが、地方にあるのとおんなじだと思う。
――田舎から出てきた父が、なにやら「ツッパらかった」構えで東京に関わっていたことを思い出す。
どこにいたって、なにをしてたって、自分は自分でかわらないのに――って僕は思ってた💦
だからだろうか、アメリカに憧れたことも、フランスにときめいたことも(フランス車の変態っぷりは好きだったけど)、ない。
でも、宇宙には憧れていたなあ。ロマンを今でも感じてる。
ZOZOTOWNの創業者さまとおんなじ類いかなあ。
宇宙にも、宇宙ならではのよさとわるさがあるだけ――なのかもしれない💦
外に憧れるけど、外は――、内側の内側の内側の、奥のほうにこそあるのかもしれないなあ💦
――――Keiさんにリクエストしていただいた『とんぼ』を歌いながら――、そんなことを思いました。
ナガブチがうたうと、東京、やっぱ、ロマンの対象でありえてむべなるかな、って思われちゃうなあ。僕が歌っても、まあ、なんとも思われないだろけど💦
そんで、ツッパリからの連想で、平和でしかなかった中学時代の――、あったかな1曲も思い出したので、おまけに歌っちゃいました💦
銀蝿、よくね?
文庫本を買わせていただきます😀!