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「あらかわ 防災×景観 かるた」をつくりました!

このnoteでは、私たちがつくった「あらかわ 防災×景観 かるた 」をご紹介します。



〈追記:2024年4月1日〉
クラウドファンディング、無事終了しました!

最終的に125人の方からご支援いただき、無事目標金額を達成、659,000円のご支援をいただきました。
本当にありがとうございました!

今後は各施設への寄贈に向けて、またリターンを皆さんにお届けするための準備に進みます。

クラファン会社からの入金(5月入金予定)や、カルタの印刷に少々お時間をいただくことになりますが、引き続きどうぞよろしくお願いします。


クラウドファンディングは終了しましたが、多くの方にご支援いただいたため、多少在庫を見込める状況です。
カルタをご希望の方は、以下のメールアドレスまでご連絡ください。arakawascape@gmail.com


(あらまちカルタ製作委員会 代表 山本展久)



〈追記⑤:2024年3月26日〉

カルタ寄贈のクラウドファンディングも、あと5日。
これまで80人の方にご支援いただき、目標金額60万円のうち、残りは15万円となりました。多くの方にご支援いただき、本当にありがとうございます!

おかげさまであともう少し、もしかしたらなんとか達成できるかも、というところまで辿り着けました。

今回のクラウドファンディングは目標金額に1円でも足りていなければ、全額支援が返金されてしまう仕組みです。

80人もの方に寄せていただいたご支援を、なんとか子供たちに届けたい。
残りあと5日…どうかお力をお借りできませんか?

皆さんの力で子供たちに防災力を!
どうぞ、よろしくお願いします!


〈追記⑤:2024年2月21日〉

3月1日のクラウドファンディング開始に先駆けて、リターンを公開します。

① 応援コースA:3,000円
感謝のメールのみ
② カルタコース:3,000円
「あらかわ 防災×景観 カルタ」1セット
③ 応援コースB:10,000円
感謝のメールのみ
④ 寄贈コース:10,000円
お名前記載で「あらかわ 防災×景観 カルタ」1セットを児童関連施設へ寄贈
⑤ ポスター付きコース:10,000円
絵札ポスター 2種 +「あらかわ 防災×景観 カルタ」1セット
⑥ オリジナル名刺付きコース:30,000円
絵札でつくる名刺データ +「あらかわ 防災×景観 カルタ」1セット
⑦ イベント用コース:50,000円
BIG「あらかわ 防災×景観 カルタ」のデータ
⑧ 協賛コース:100,000円
カルタ箱へお名前・企業名を記載 +「あらかわ 防災×景観 カルタ」1セット


〈追記④:2024年2月6日〉

子供たちに届けたい!カルタ、クラウドファンディング実施します。

クラウドファンディングサイト:
https://readyfor.jp/projects/arakawaKARUTA
※クラウドファンディングサイトは3/1に公開されます

3/1~3/31の1ヶ月間、READYFORにて「あらかわ 防災×景観 カルタ」のクラウドファンディング開催が決定しました。

今回のクラウドファンディングでは、このカルタを学童クラブ、放課後子ども教室(にこにこすくーる)、ふれあい館・ひろば館といった、放課後に小学生が利用できる施設44箇所に寄贈し、子供たちに届けるプロジェクトに挑戦します。

寄付いただいた方には、そのリターンとしてカルタ等のグッズをお届けします。
皆さんのご協力、どうぞよろしくお願いします!

フライヤー(PDF)は以下からダウンロードできます。


〈追記③:2023年12月20日〉

ARAKAWA 1-1-1ギャラリー(サンパール荒川2F)にて、【あらかわ 防災×景観 かるた】展示中。12/27まで。


〈追記②:2023年12月3日〉

尾久の原公園(荒川区東尾久)で開催された「季節のフェスタ 見る!知る!守る!おぐのはら防災2023」にて、【あらかわ 防災×景観 かるた】を使ったイベントが開催されました。
※イベント主催:荒川区住まい街づくり課


〈追記①:2023年11月22日〉

2024年の初旬にクラウドファンディングを実施することが決定しました!
詳細はこちらのnoteにて、改めて報告させていただきます。



① 全45種!

絵札 & 読み札

東京の下町、荒川区の「防災 × 景観」を切り取って作成したかるたです。
まずは、読み札と絵札、それぞれ45枚ずつのかるたをざーっとご覧ください。

絵札は、荒川区役所北庁舎前広場で「防災×景観 かるた大会」を楽しむ様子。

「防災景観」は、防災の観点から選ばれた荒川区らしい景観のことです。このかるたを通じて、子供からお年寄りまで、楽しみながら荒川区について語り合う、そんなきっかけになってくれたら嬉しいです。
絵札は、南千住野球場で開催中の「あらBOSAI」の様子。

「あらBOSAI」は、楽しみながら防災を学ぶことができるイベントです。 当日は区内の中学校防災部の生徒がスタッフとなり、防災に関する知識や技術を学ぶことができるプログラム等が開催されます。
絵札は、ハザードマップを片手に汐入ジョギングコースを散歩している様子。

「ハザードマップ」は、災害時に危険な場所や避難場所等をまとめた地図です。 荒川区では、防災地図(水害版)、防災地図(地震版)、土砂災害ハザードマップの3種類があります。
絵札は、都電荒川線に沿うように設けられた都電通りの様子。

「都電通り」は、都電荒川線(東京さくらトラム)の町屋駅前停留所から梶原停留所までの区間に並走する都市計画道路の愛称です。 道路幅拡幅や、電柱除去等の防災性を高める取り組みが行われています。
絵札は、尾久の原公園のトンボ池で子供がトンボを追う様子。

「尾久の原公園」は、荒川区東尾久の都立公園です。 春には200本以上の枝垂れ桜、秋にはトンボを追いかける子供たちの姿を見ることができます。災害時の広域避難場所に指定されています。
絵札は、汐入公園内に設けられた旧防潮堤。

「カミソリ堤防」は、直立型のコンクリート製堤防です。荒川区内の堤防は順次スーパー堤防へ置き換えられていますが、隅田川旧防潮堤の碑として汐入公園等に一部残されています。
絵札は、荒川自然公園内に設けられた白鳥の池を泳ぐ白鳥のつがい。

「荒川自然公園」は、三河島水再生センターの上に造られた、荒川区荒川の公園です。白鳥をはじめさまざまな生き物が生息する自然豊かなスポットです。 災害時の広域避難場所に指定されています。
絵札は、汐入公園BBQ広場でバーベキューを楽しむ様子。

「汐入公園」は、隅田川に隣接した、荒川区南千住の都立公園です。災害時の広域避難場所として指定されており、防災施設の非常用炊き出し場はバーベキュー広場として利用することができます。
絵札は、あらかわ遊園周辺のかさ上げされた住宅。

「かさ上げ」は、冠水の恐れがある土地に、建物の基礎等を高くする浸水対策です。 かつて荒川区は洪水の被害に悩まされてきましたが、その対策としてかさ上げが行われました。
絵札は、区内のとある路地沿いに設けられたブロック塀。

「ブロック塀」は、コンクリートブロックで造られた塀です。 区内には、細い路地に面して対策の行われていない危険なブロック塀が残されています。地震による倒壊の危険があるため、注意が必要です。
絵札は、砂尾堤跡に植えられた桜並木が汐入の方まで延びる様子。

「砂尾堤」は、南千住7丁目から台東区今戸に向かう道にかつて設けられていた土手です。 近くを流れる隅田川の洪水対策として造られました。名前はこの地を領していた土豪、砂尾長者にちなんでいます。
絵札は、隅田川に架かる千住大橋。

「千住大橋(大橋)」は、荒川区南千住にある橋です。 江戸時代、徳川家康が隅田川に最初に架けた橋で、その後8回の架け替えを繰り返し、関東大震災後の震災復興事業として今の鉄橋の姿になりました。
絵札は、あらかわ遊園前の隅田川を行く水上バス。

「水上バス」は、東京都公園協会が運営するクルーズ船です。 災害時は防災船としても活用されます。区内ではあらかわ遊園の裏手に発着所があります。
絵札は、ジョイフル三ノ輪周辺の路地裏。

「細街路」は、幅が4mに満たない狭い道路です。 下町情緒のある細い路地は、緊急車両が通れない等、防災・安全上の課題を抱えています。風情と防災…荒川区ならではのまちづくりが問われています。
絵札は、都立大学荒川キャンパスのエントランス。

「都立大学荒川キャンパス」は、荒川区東尾久の都立大学キャンパスです。 災害時には医療活動の拠点や避難所として活用されるだけでなく、教職員や学生が人的な協力を行う協定を荒川区と結んでいます。
絵札は、西日暮里のひぐらし坂のあたりから見た高台「道灌山」。

「道灌山」は、荒川区西日暮里にある高台です。 江戸時代には虫の音の名所としても知られ、歌川広重の錦絵「江戸名所図会」にも描かれています。
絵札は、南千住の橋場橋通りからガスタンクや東京スカイツリーを眺めた様子。

「荒川区無電柱化推進計画」は、道路上の電柱・電線を地下に埋める区の事業です。 防災性の向上、安全性の確保、電柱・電線による景観の阻害といった課題の解消を目的としています。
絵札は、西尾久の宮前公園に設けられたスーパー堤防の様子。

「スーパー堤防」は、土でできた、緩やかな斜面の堤防です。区内では、直立型の高潮堤防が設けられていましたが、近年スーパー堤防への置き換えが進められています。
絵札は、ゆいの森あらかわ前の電柱に掲げられた水害表示。

「浸水深表示板」は、荒川が氾濫した際の想定浸水深を示す看板です。 浸水深は区内の電柱や区役所等に設置された表示板の他、荒川区防災地図(水害版)にも記載されています。
絵札は、鉄塔がシンボルの宮前公園。

「宮前公園」は、荒川区東尾久の公園です。 南北約300mの長い敷地に、保育園や図書館等が設けられています。災害時には一時集合場所や応急復旧活動の拠点として活用することができます。
絵札は、神輿を左右に振りながら路地を行く夏祭りの様子。

「夏祭り」は、区内各地の神社で毎年5月から8月にかけて行われる行事です。 中でも、担ぎ棒二本の二天棒神輿を左右に振る神輿振りは圧巻の光景です。お祭り行事は、地域の人と繋がる貴重な機会です。
絵札は、日暮里南公園の噴水で遊ぶ子供たちの様子。

「日暮里南公園」は、荒川区東日暮里の公園です。 日頃からたくさんの子供たちで賑わっており、夏には水遊びを楽しめるじゃぶじゃぶ池が有名です。災害時の一時集合場所に指定されています。
絵札は、生地屋さんとともに消火器が並ぶ日暮里中央通りの様子。

「布の道」は、日暮里駅前から東に伸びる日暮里中央通りの愛称です。 服飾専門店が軒を連ね、国内外からの多くの人で賑わっています。歩道には消火器が設置されており、安全にも配慮されています。
絵札は、猫がくつろぐ防災広場の様子。

「防災広場」は、災害時の延焼防止や、避難場所、活動拠点として設けられた広場です。 マンホールトイレやかまどベンチ、防災倉庫、ソーラー灯等、防災関連設備が設置されています。
絵札は、木々が生い茂る諏方神社の様子。

「諏方神社」は、荒川区西日暮里の神社です。 高台にあることから、江戸時代には景勝地として知られていました。銀杏をはじめ、たくさんの木々に覆われた緑豊かなスポットです。
絵札は、町屋の住宅街に設けられている原稲荷神社。

「原稲荷神社」は、荒川区町屋の神社です。 江戸時代、三河国の百姓が移住してきた際に創建されました。住宅や店舗が密集するエリアにあって、広い境内は火災時の延焼防止にも役立っています。
絵札は、三ノ輪橋停留場前から見た都電と沿道のバラ。

「都電バラ」は、都電荒川線(東京さくらトラム)の区内沿線に植えられた100種類以上のバラのこと。区民サポーターが育てた約1万本以上のバラが咲き誇ります。
絵札は、あらかわ遊園前の煉瓦塀。

「荒川遊園煉瓦塀」は、あらかわ遊園近くにある煉瓦造りの塀です。 煉瓦に適した土が取れ、かつ船運の便のいい立地に立ち並んだ煉瓦工場。現在、煉瓦塀は荒川区登録有形文化財に登録されています。
絵札は、藍染川通りで放水訓練をする消防団の様子。

「消防団」は、普段は別の仕事や学業に就きながら、災害時には災害現場に駆けつけ消防署員と共に消火活動や防災活動をする消防機関です。 区内には荒川消防団と尾久消防団、2つの消防団があります。
絵札は、子供たちの絵に彩られた八幡堀プロムナード。

「八幡堀プロムナード」は、八幡堀の跡地に設けられた遊歩道です。尾久宮前小学校の生徒による八幡堀についての学習は、やがて地域ぐるみの取り組みとして広がり、プロムナードが完成しました。
絵札は、桜並木が美しい西尾久のさくら通り。

「さくら通り」は、荒川区西尾久の桜並木が並ぶ通りです。 この通りの他に、あたりには第七中学校や、西尾久四丁目の公園・児童遊園等、たくさんの桜の木が植えられています。
絵札は、夕日に染まる藍染川通り。

「藍染川」は、かつて道灌山下付近から隅田川まで流れていた水路です。 その名の通り、当初は川で染物を洗う光景もありましたが、水害や衛生上の理由から1960年に暗渠化されました。
絵札は、かつてハンノキ山があった区立第五中学校前。

「ハンノキ山」は、かつて区立第五中学校から三河島水再生センターあたりに群生していた樹木です。 大きく湾曲する隅田川の護岸を目的に、江戸時代に植えられたと言われています。
絵札は、夜にライトアップされたあらかわ遊園の観覧車。

「あらかわ遊園」は、荒川区西尾久の遊園地です。 1922年に開業した憩いの場で、1950年より区営に。特に2022年にリニューアルされた観覧車は夜間もライトアップされ、まちのシンボルになっています。
絵札は、素盞雄神社の境内と大銀杏。

「素盞雄神社」は、荒川区南千住の神社です。歌川広重の錦絵「江戸名所図会」にも描かれる名所です。さまざまな樹木が生い茂り、樹齢500~600年の大銀杏がシンボルとなっています。
絵札は、隅田川沿いのスーパー堤防とそびえ立つ高層マンション。

「白鬚西地区市街地再開発事業」は、荒川区南千住にて行われた再開発です。 水害に弱く、また古い戸建住宅が密集した地域に、震災対策、生活環境の改善等を目的に再開発が行われ、2010年に完成しました。
絵札は、ゆいの森あらかわとその前に設けられた広場。

「ゆいの森あらかわ」は、 中央図書館、吉村昭記念文学館、子どもひろばが一体となった複合施設です。地下には防火水槽を設けるなど、防災拠点としての役割も担っています。
絵札は、町会の方が拍子木を手に見回りをする様子。

「歳末特別警戒」は、町会や消防団が見回りをしながら火災予防を呼びかけるものです。 寒空に響くカンカンと拍子木を打つ音も、下町らしい風景のひとつです。
絵札は、町屋4丁目周辺の木密地を見下ろした様子。

「地域危険度」は、東京都が発表した地震危険度ランキングです。1位となった町屋4丁目をはじめ、木密地(木造住宅密集地)など、荒川区は防災面で多くの課題を抱えています。
絵札は、千住間道にあるグリーンスポット。

「グリーンスポット」は、街中に設けられた小さな広場です。 延焼防止や緑化による街の美化、近隣の方々の憩いの場等、様々な目的で設置されています。
絵札は、開けた空に朝日が登る尾久の原防災通り。

「尾久の原防災通り」は、旭電化通りから明治通りまでに設けられた区道です。 戦時中、空襲による延焼防止のために建物を取り壊し、道を拡幅しました。現在は電柱も地中化され、開放感のある通りです。
絵札は、汐入公園で防災訓練に参加する南千住第二中学校レスキュー部。

「レスキュー部」は、南千住第二中学校のクラブ部活動です。 地域住民との交流や防災行事への参加を通じ、防災・減災活動に貢献できる中学生の育成を目的として2012年から活動しています。
絵札は、防火用バケツが置かれた住宅の軒先の様子。

「赤バケツ」は、荒川区が各家庭に配布した、防火用バケツです。 火災時の初期消火に利用するためのもので、区内のいたるところで軒先に置かれた鮮やかな赤いバケツを見ることができます。
絵札は、三河島駅前せせらぎの小路に設けられた街なか花壇。

「まちなか花壇」は、荒川区が公園や道路等に設置した花壇です。 街なか花壇づくり事業として区内約90箇所で草花のお手入れを楽しみながら、地域コミュニティが育まれています。
絵札は、南千住一丁目の路地裏にある防災井戸。

「防災井戸」は、災害時に使用できる井戸です。 洗浄やトイレの排水等の生活用水に利用され、区内には、小学校、防災広場、公園、児童遊園、グリーンスポット等を中心に約50か所設置されています。


MAP

また、こちらのMAPに各札の場所をプロットしています。
ただかるたとして遊ぶだけでなく、どこにその「防災 × 景観」があるのか、街を学ぶためのツールとして作成しました。

Googleマイマップにて、各札の位置を公開



② 「防災 × 景観」って何?

ところで、みなさんは「荒川区らしい景観」と言われて、どんなものを想像しますか?

荒川区は、東京23区の北東部に位置しています。
総面積は10.16㎢で、23区中2番目に小さな自治体です。

街には、生活感漂う路地裏、家々の横をすり抜ける都電荒川線(東京さくらトラム)、隅田川沿いの水辺空間など さまざまな風景が残されています。

一方で、2018年に東京都が公表した地震危険度ランキングでは、都内1位の町屋4丁目をはじめ、区内の多くのエリアが上位という結果に。
緊急車両が通れない狭い路地、木造住宅密集地の多さ、川による地盤の弱さなどがその主な理由です。

こうしてみてみると、荒川区の景観にとって防災は切っても切り離せないものだ、ということに気付きます。
そこで私たちは「防災 × 景観」をテーマに、まちを見つめ直すことにしました。

軒先の赤いバケツは、路地裏の植木鉢とマッチしてるかも。
拍子木の音だって防災に役立つ、情緒ある音の景観じゃないかな。
みんなで綺麗な花を植えることは、災害時の助け合いに繋がるかもしれない。

実際にまちに出てみると、ただ防災に役立つだけではなく、ただ景観として美しいだけでもない、荒川区らしい「防災 × 景観」のスポットや活動にたくさん触れることができました。

この発見を多くの人と共有するために、この度「防災 × 景観 かるた」を作成しました。



③ かるたが出来るまで

荒川区らしい景観を探るため、荒川区景観まちづくり塾では2016年から「防災 × 景観」をテーマに活動を行ってきました。
専門家による講義や、まち歩き、ワー クショップを経て、「荒川風物資産 防災 × 景観 編」を選定。このリストをもとに、かるたをつくろうという企画がスタートしました。

step1. 専門家による講義で学ぶ
step2. まち歩きによる要素発見
step3. ワークショップにより「防災 × 景観」のリスト化
step4. かるたチームを結成し、企画スタート

その後、塾卒業生の有志のチームが、本格的にかるた制作を開始。約1年をかけて、「あらかわ 防災×景観 かるた 」が完成しました。

あらまちカルタ製作委員会
第1期(企画時)メンバー:金田博 / 菊池晃央 / 木村恵洋 / 竹内勇太 / 原田シズエ / 山口こずえ
第2期(制作時)メンバー:金田博 / 菊池晃央 / 高上旭 / 原田シズエ / 山本展久



④ かるたを使って、何しよう?

このかるたを使って、もっと多くの人と共有したい、荒川区らしい景観について考える機会をつくりたいということで、展示など、さまざまに展開しています。

展示

これまでに、荒川区役所や区内図書館での巡回、東京都庁などで展示を行ってきました。今後も、区内外、さまざまな場所で展示を行う予定です。

荒川区役所での展示
サンパール荒川(1-1-1ギャラリー)での展示
荒川区立図書館 ゆいの森での展示
かるたで遊べるコーナーも
荒川区民になら伝わる、この形

荒川区民なら伝わるかも!と思ってレイアウトしてみたこの形!
そう、荒川区の地形。
かるたの位置もおおよそ、その位置に合わせています。


スタンプラリー

区内での展示をご覧になった荒川区防災課の方から「かるたの絵を使って、防災イベントで使うスタンプを作りたい!」と、お声がけいただきました。

絵札を白黒に変換して…そうして出来たのがこのスタンプ。
45枚の絵札、すべてが精巧なスタンプになりました。

こちらは区内防災広場で開催されたスタンプラリーの様子。
今後も荒川区防災課で管理され、さまざまなイベントで活用されるとのことです。



⑤ まちの“お土産”を目指して

僕が荒川区に移り住んだ頃、地元の人に「荒川区ってどんなところですか?」「何が、どこがオススメですか?」と聞くと、度々「何もないところだよ」と返ってきました。下町特有の粋さや謙遜も多分に含まれていたと思いますが、こんな面白い街に何もないわけがない。

東京23区内唯一の公営遊園地「あらかわ遊園」

僕が尋ねられたときは「荒川区のここ、いいですよ!」と答えられるようになりたいなと思い、まちづくり活動を続けてきました。

このかるたを通じて、子供からお年寄りまで、区内外の人々が荒川区について語り合う、そんなきっかけになってくれたら…
ということで、


「 販売、します! 」


2023年度末に、販売、もしくはクラウドファンディングという形で実施したいと考えています。

区内には区立小学校が24校、区立中学校が10校あります。
販売で得た資金をもとに、子供達に配布したり、区内外でかるたを周知するイベントを開催したいと考えています。


塾では、第2期のテーマ「水 × 景観」編、開講中!

まだまだ準備中ですが、進捗は下記Facebookでご報告したいと考えています。
https://www.facebook.com/arakawascape
フォローをお願いします!

もし、かるた大会のお誘いや、かるた活用のアイデア一緒に活動できる機会などありましたら、ぜひコメント等でご連絡ください。
「あらかわ 防災×景観 かるた」を、どうぞよろしくお願いします!


あらまちカルタ製作委員会 山本展久



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