荒川出版会とは、どのような団体?
心理学を考えること、心理学を通じて考えること、それをともに考えてくれる人を募ることを目的に活動している任意団体です。
若手心理学者たちが、楽しくて、豊かな生活のためになる心理学を考え、実践していくためにつくった団体です。皆さんにとって、ほんのちょっとかもしれないけど、とっても大事な変化のきっかけになるような、出版/イベント/講座をやっていきたいと考えています。
どのような活動をするの?
出版
Zine『Re:mind』の発行
心理学を考えること/心理学を通じて考えることを「出版」というかたちで実践し、可視化する書籍です。
2023年3月に創刊号を刊行予定です。年に一回、読者の皆さんに、考えるきっかけや議論のきっかけになる書籍をお届けできるように頑張っています!
noteでの心理学に関するTips/連載記事/イベントレポートなどの発信
不定期更新ですが、note上でも心理学に関するさまざまな記事を発信予定です。
また、荒川出版会主催のイベントのお知らせやイベントの様子もお届けします。
イベント
色々な方が心について考えるきっかけとなるようなイベントを行います。研究者に限らず、色々な人が集まり、登壇者の話に耳を傾けたり、黙って深く考えたり、隣の人と議論したり…。イベントが終わって家に帰ってからも、ふとした時に面白いアイディアが浮かぶ。そんな豊かな時間が過ごせるようなイベントを目指しています。
学会大会ほど専門的ではなく、だからといって、ただの雑談でもない、その間を行き来するような、心に関心のある人々(研究者、実践家、その他)に広く届き、また、新しい視点を拓くような内容でイベントをつくりたいと考えています。
市民講座
1つのテーマについて、継続して考え、議論していくような講座も企画予定です。
なんでそんなことをしているの?
私たちは、普段のお仕事として大学や研究機関で研究と教育に携わっています。この中で、研究者として学会発表や論文執筆をしたり、大学教員として講義や講演をすることでも心理学を考え、実践しています。
でも、私たちは、その「普段のお仕事」とは違った形でも心理学を考え、実践してみたいと考えています。その理由は2つあります。
新しい「考えるためのコミュニティ」をつくるため
私たちは、「考えること」はコミュニティ(=人や道具、制度とのつながり)と切り離せないと考えています。「心理学を考える、心理学を通じて考える」を実践し、今の心理学(「正解」がすでに自然=社会=人間の側にあって、その「正解」を見つけることが心理学の目的であると考える)とは異なる心理学を考えようとしたとき、新しいコミュニティをつくることが必要だと思い至りました。
新しいコミュニティをつくるにあたって、学会や大学といった既にある学術コミュニティに留まらず、色々なコミュニティの在り方を試してみることが必要です。幅広い人々がワイワイと集まることができる、そんな「考えるコミュニティ」づくりを目指しています。
「書いて伝える」者として、「書籍」の役割を考えるため
「普段のお仕事」として、論文や本(の1章)をこれまで書いてきました。ただ、こうして書いてきたものが、読者と一緒に何かを考えることや、一緒に何かをつくることに、どうしたらもっと結びつくのかを考えたいと思っています。そのためには「内容を良くする/考えてもらえるような内容を書く」という方向もあるのかもしれません。でもそれ以外の別のやり方もあるのではないでしょうか。
というのは「書籍」は内容だけでなく、どのようなコミュニティのもとに読まれるのかと切り離せません。そのため、内容をよくすることとともに、読んで考えることを一緒に行うコミュニティづくりが必要であると考えています。そのときの書籍の役割とそれに伴い作られるコミュニティの在り方を、活動を通して考えたいと思っています。そのためには、実際に出版を自分たちでやってみるのが一番だと考えています。
メンバー募集中!
今は会長と副会長の2名で活動しています。
もっと面白く、活動を盛り上げるために、一緒に活動してくれるメンバーを募集しています!
心理学に興味がある人
出版や編集に興味がある人
イベントの企画/運営に興味がある人
コミュニティづくりに興味がある人
とにかく何か変えたい/変わりたい人
ぼんやりといろんなことを考えることが好きな人
ぜひ、一度お話ししてみましょう。以下のメールアドレスにご連絡を!
arakawa.press[at]gmail.com
書いた人:荒川出版会 副会長 北本遼太
荒川出版会は皆さんのサポートにより支えられています。頂戴したサポートは、荒川出版会の出版、イベント、講座の運営資金として活用させていただきます。