mentoのライティングガイドラインをPM主導でつくった話
mentoでPMをしている荒井です。社内ではあらぽん・たかしさん・TAKASHIと呼ばれてます。
mentoは、月3万円からプロのビジネスコーチがつけられるオンラインサービスです。現在は法人向けの「mento for Business」に注力してます。
サービスの特徴として、価値を届けるステークホルダーが多く、半年前はコーチング導入企業の担当者向けに、最近ではコーチングを受けるひと(=クライアントと呼びます)向けのプロダクト開発に関わってます。
これからmentoのプロダクトとプロダクトチームをもっと知ってもらうために、チームで発信を増やしていきます。
まずは、ライティングガイドラインを爆速でつくった話です。プロダクト内のテキストを決めるのに困っているPM・デザイナー・エンジニアの参考になればうれしいです。
ライティングガイドラインとは
サービス内で使用するワードに関するルールを社内用にまとめたものです。mentoでは以下をライティングガイドラインの目的としています。
背景
デザイナーやエンジニアが開発を進める中で、使用するワードについて、どうする?誰が決める?ということが何度か起きたので、「いつか必要ですよね」→「つくっちゃえ」となったのでした。
mentoでは、こういう「やっちゃえ」みたいな動きがいろんなところで日々生まれてます。
調査
以前からUXライティングに興味があり、参考記事をnotionにまとめていたので、2時間かけて読み込み直しました。感覚で判断していたことも、理由付きで明記されていたりして、先人への感謝とリスペクトがあふれました。
※文末で参照先をご紹介
目的やスコープの設定
調査対象の他社ガイドラインは完成度が高いものばかりでした。mentoはまだブランドガイドラインやデザインガイドラインがないため、「まずは小さくちぎって出そう」と決めました。以下のようなものは、現時点で対象外です。
また、Slackやnoteがうまいなぁと思うような情緒的UXライティングも、同じ理由で対象外です。
たたきをつくって非同期/同期でフィードバック→完成
notionにたたきをつくり、コメントでフィードバックをもらいました。調査開始からここまでで5時間ほど。勢いは大切。
判断が分かれる部分を中心に、最後はデザイナー・エンジニアと「むじ〜」「わかる〜〜」とオフィスでわいわいやりながら決めました。
こんな場面で使ってます
テキストを含めたデザインを考えたり決めるときに、ライティングガイドラインを参照したり、「ガイドラインだとこうだよね」「全角になってましたけど半角が正しいですよね?」という会話に自然になったりしてるのは良い傾向だと思います。
また、最近メインで担当しているLLMを使ったプロジェクト(まもなくクローズドβリリース!)においては、初期段階でプロジェクトに特化したライティングガイドラインを用意しました。以下一部抜粋。
ライティングガイドラインがあるおかげで、テキストに悩む時間が減り、意思決定に一貫性が出てる気がしてます。今後のプロジェクトで、誰が担当しても同じように進められると良いですね。
お気に入りたち
個人的に気に入ってるガイドラインをいくつか紹介します。
冗長よりも簡潔さ。一文字でも短く
人は文章を読まない前提に立とう。余計な言い回しはとことん削る。敬語を使いすぎない(丁寧にしすぎない)。なくても意味が通る言葉は削る。
ユーザーを責めない
意図しない操作でエラー、パスワードがわからない、これらはユーザーのせいではないです。ユーザーにがんばってもらうことをやめましょう。
ポジティブな言葉に変換
ネガティブな言葉は不安にさせます。怖がらせてまでアクションさせたいですか?ポジティブなプロダクトであろう。
「どうせ読まないから書かない」ではなく、「読まなくてもなんとなくわかる」UIと、考えぬかれたライティングにこだわっていきたい。
今回スコープから外した内容もふくめ、アップデートしていくぞ。
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