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甲子園決勝の日に思うこと

東進英語科講師であられる今井宏先生が前日ブログで書かれたヤメようかと思うことの中に、「高校野球の熱烈なファンであること」とあった

球数制限の問題で、一人がずっと投げることができなくなる、というアレだ。大半の高校生はプロ志望でないのだから、最後の夏に全力を尽くさせてほしい、という当然の願いだ。それに、球数制限には大して意味が無いという識者も多い。


また、今井先生も触れていることだが、休養日をもっと設けるべきだという意見もよく聞く。連投が故障に繋がるというのもそうなのだろう。だが、と私が思うのはMLBの先発投手は中4日で回るため怪我を頻発し、NPBは中6日だからそこまで怪我をしない、という話もある。その1,2日が重要なのだろうが、4日空けても怪我はあるのだ。フィジカルエリートの選手達に、最先端の練習法やケアを取り入れた上でも防げない。それは人体の構造上仕方のないことだという。

筑波大学硬式野球部監督の川村卓先生曰く、145kmから故障率は跳ね上がるそうだ。(ちなみに川村先生に直接投球について少しアドバイスをいただいたことがあるが、素人草野球マンの私にも優しく分かりやすく接してくださる素晴らしい方だった。)であれば、本当に怪我防止の為に禁止すべきなのは速球を投げることなのでは?と思ってしまう。140km程度のストレートと、特徴的な変化球で打者を倒していく山本昌や岩瀬仁紀のような投手をみんなが目指していけば怪我は少なくなるのかもしれない。

しかし世間は大谷翔平に注目し、150kmを連発する奥川君でさえ、160km超えの佐々木君という怪物と比較すれば甲子園前は話題に上ることは少なかった。速さという絶対的な指標に勝るものはない。

例えば注射すれば自然に靭帯が修復されていくような、そんな薬ができない限り、スポーツの怪我をめぐる議論は終わることはないのだろう。



ともあれ、いよいよ本日甲子園決勝。地元前橋育英高校が初戦で敗退してしまったため、今年はほとんど試合を見ていないが、ニュースでの報道やネットでの話題は入ってくる。星稜高校も履正社高校も、勝ったら甲子園初優勝だ。ぜひ怪我なく、後で外野がとやかく言うことない、いい試合を期待したい。

レペゼン群馬、新井将司。世界一になる日まで走り続けます。支えてくださる皆さんに感謝。