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キッチンから生まれるスキンケア

初めまして。私は小さな美容室とドライヘッドスパ店を経営している40代女子。2児の母でもあります。
美容師になるにあたってひどい手荒れに悩まされ、またそれ以前から敏感肌、乾燥肌などの肌トラブルから化粧品難民でもありました。
そのため、独立して店舗を持つ際は、低刺激な薬剤やシャンプーなどを扱う事を心がけ、ファンデーションやスキンケア、肌に触れるものは「全て自分が使っているもの」と言うコンセプトで一通り商品として扱い、より良い商品と出会えば、自らを実験台にそれらを日々アップデートしてきました。
なので、お店には、美容室が苦手、今まで何を使っても合わなかった、そんな方も評判を聞き駆け込んでくださり、長くお付き合いいただくお客様が多く、現在はスタッフにもその思いは引き継がれ、地元では信頼のおけるサロンとして愛していただいています。

さて、そんなお店も現在は開店から13年を迎えるのですが、
それは10周年を迎えようとする頃、私は
「改めて取り扱っている商品の成分などを見直してみよう」
と思い立ちました。
長く扱って、改めて成分の説明などをする機会が減ると、自ずと忘れていってしまったり、マンネリしてしまいます。そこで、メーカーに質問したりしながら、裏面を見てもイマイチなんだかわからない成分などについて学びを深めていきました。
そうは言っても、そもそもこだわった商品を揃えてはいたので、どちらのメーカーも決してあやふやにせず、真摯に受け答えしてくださり、合成成分にしても「安価なものを量産するための成分」ではなく「目的を持って入れられたテクノロジー」だと言うことを十分に理解しました。
商品を安定した使用感で安全に保存するために防腐剤または代わりになるものが必要な事、それらもできるだけアレルギーや刺激を十分に考慮し、必要最小限に抑え、なるべくならば天然のものや植物由来のもので賄うこと…
しかしたとえば「米発酵エキス」これ、日本酒って事?
「ドクダミエキス」これうちの庭にも生えているけど、エキスってどうやって抽出してるの?
「アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル)」「シアバター」
お店に商品として単品で置いてあるな。
「ラベンダー油」「ニオイテンジクアオイ(ローズゼラニウム)油」精油もあるし
てこれ、作れるんじゃない??

というかそもそも商品として売っている、と言うことは誰かが作ってる
と言うことは初めてがある→作れる

その昔、グリセリンと精製水、精油などで化粧水を作ったことがありました。
日本酒化粧水が流行ったり、知人に教わって納豆化粧水なるものを作ったことも。
しかし正直そのどれもイマイチだったのと、めんどくさかったりで続きませんでしたが、今度はもっと突っ込んだ材料で、本格的に作ってみたくなりました。
 
さあここから実験の始まりです。
様々な化粧品成分を試し、結果的に「キッチンにあるもの」にたどり着いた経緯を、少しづつ綴らせてください。


noteをはじめて。

ここまで読んでくださりありがとうございます。
現在私は、普段のサロンワークとは別に、
「キッチンから生まれるスキンケア」
と言うテーマでキッチンにあるもの、もしくはスーパーで手に入るもので手作りするスキンケアのアイディアレシピを無料でお配りしたり、
地元FMラジオのマンスリーゲストとして出演させていただいたりしています。

実体験をもとに、オーガニックやナチュラリストというカテゴリーでもなく、もっとカジュアルに、「お肌にはこれくらいでよかった」と言ったスキンケアーにたどり着き、そして自らの敏感肌や肌トラブルを克服するまでの経緯を一度きちんとまとめてみたいと思いました。

家庭のお味噌汁のようにホッとするお袋のスキンケアのアイディア、いやお味噌汁より簡単に作れるスキンケア、
子供にももちろん、全身に使え
そして何より自分自身、ずっと今まで悩んできた肌が、40代にして「毎日明日が楽しみな肌」を実感できるようになったことを、明日はまた誰かの役に立てれば。
そんな思いで発信して行くつもりです。

まだ不慣れで読みづらいとは思いますが、少しづつまとめ、いつか一冊の本にできたら、というのを夢であり目標にしています。
少しでも、肌トラブルに悩む方のヒントになれば、
そうでない方も、スキンケアーの固定観念を見つめ直し、新たなスタンダードを生み出せたらとの思いです。

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