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「キャリア教育」と意識しなくても、あなたもやっている「3歳からのキャリア教育」

キャリアコンサルタント、個性教育学インストラクターの新井香奈です。

我が家には、小6、小4、小1の子どもがいますが、時々、同僚や友人の子どもを預かります。(しかも泊まりで)

先日。4歳の女の子Aちゃんを預かりました。
すでに何度かお泊まりもしているし、日中単発の預かりも何度もしています。

Aちゃんは6月に4歳になって、「私、お誕生日だったの。4歳になったの!」と嬉しそうに話してくれていました。

我が家は、預かったお子さんも、我が家の子どもたちも同じように接しているので、4歳のAちゃんといえど、我が家の子どもたちが4歳だった時と同じように接します。

Aちゃんが、私に

「喉渇いた」と言ってきました。

子どもがよく言う言葉です。

皆さんは、子どもがこんなふうに言ってきたらどうしていますか?

そそくさとお水をくんで渡したり、冷蔵庫から飲み物を取ってきて渡したりしませんか?

我が家では、3歳、つまり年少さんになったら、

「だからどうしたいの?」

と聞いていたので、Aちゃんにも同じように、

「それで?喉渇いたからどうしたの?」と聞くと、

ぽかーん。

そりゃそうです。一人っ子のAちゃん。きっと「喉渇いた」といえばおうちでは誰かが飲み物を持ってきてくれるでしょう。

次の瞬間、

「Aちゃん、喉渇いたなら、お水が欲しい。とか、牛乳ください。とかちゃんと言わなきゃー」と我が家のお姉たちがすかさずサポート

姉たちにしてみても、一番下の弟が同じように言われているのを日々繰り返してみていて、サポートすることを覚えたんでしょうw

そんなサポートを得てAちゃんは

「喉渇いたの。お水ください。」と笑顔で言えるようになりました。

このエピソード、たくさんの「キャリア教育」の要素が詰まっています。

きちんと自分の意思を伝える。
伝えられない人がいて困ったら、手を差し伸べる。
人に何かを頼む時に、どう頼むか。
・・・・・

家族の中で、親子で、そんな・・・・という考えもあると思いますが、家庭の中でできないことが、いきなり外でできるようにはなりません。

小さい頃からの、3歳からの積み重ねが大事なのです。
ちなみに、小1の息子も、「ママ〜、喉渇いたー」とだけ行ってくることがあります。そして、毎回、「それでどうしたいの?」と聞かれるほどw

幼少期から、「人に頼む」「人の力を借りる」という経験も大事です。
そして、大人である私たちは、子どもを一人の人として、しっかり対応することも大事です。

コレまでのやりとり、決して面倒に、「だから⤴️?」みたいなぞんざいな扱いをしては、子どもとしては、自分を大事にしてもらえていないと感じます。しっかりと「目」をみて、「だから、どうして欲しいの?」と真正面から向き合ってあげることが大事です。

このようなやりとり、おそらく、無意識にやっている人もたくさんいると思います。そう、あなたもしっかりとお子さんに「キャリア教育」してるんですよ☺️

大人になって一人の人として自立し、働ける人に育てる中で、その時に発揮できる力を感じながら意識するのと、無意識では身についていく力の差も出てきますので、やはり、できればみんなに「キャリア教育」という観点も意識してもらえるといいなと思います。

このやりとりの発展編。
小学生になったら、喉が乾けば自分でお水をくんだり、冷蔵庫から飲み物を出したりできます。
その時に、兄弟や家族に「私、ジュース飲むけど、ママもいる?」と聞けるようになると、尚よし!
「自分が欲しいなと思った時には、他の人も欲しいと思っているかもしれない、でもいらないかもしれない。であれば、聞いた方が気持ちいいよね」と言うのが、我が家の考え方。

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防衛大学校卒、元海上自衛官。その後ベンチャー、スタートアップ経験、経営経験、NPO立ち上げ経験、現在はフリーのキャリアコンサルタントとNPO事務局長の2足の草鞋を履く異色のキャリアコンサルタントです。「生きたいように生きる」がモットー!