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離れる努力

今週末、私は少しだけ旅をする。人に会うために動くこと、今歩かなければこの後歩けなくなるんじゃないか、という不安と気分転換に好きなアーティストのコンサートに行く。(分野はクラシック)

ただ、自分の体以外に不安がある。子猫の杉は家でも電池が切れればいつもそばにいる状態だったのが数日不在にするという事だ。土日とはいえ、主人がずっと家にいるということはわからない。居なくても多分大丈夫だから、と言われている。

いつまでも子猫離れ出来ないではおかしいし、かといってこの子に数日留守にするよって伝わらない。他の猫たちとも上手くやってるとは思うが寂しいんだろうなって事は想像がつく。

この子が我が家に来た時、母猫から急にはぐれたらしく、保護主さんがミルクの匂いのする毛布に一生懸命ふみふみしながら吸い付いていた。母猫にするようにごろごろといいながら・・・実はまだこの仕草を毎日している。心が安定するんだろう、私が子猫部屋で缶詰をあげる度に食べ終わったら毛布に戻って行く。まだ、生後3ヶ月にもなっていないのに離れるのは酷なのかもしれない。それでも身体のためには動けなくなったら困るから、今から動かないと難しい。

悩んだ結果が主人がいる時に旅に出る、なのだけれど。一緒にいすぎて、心配し過ぎなのかもしれない。でも、神社でママ猫からはぐれた時、メンタル的にやばかったと思う。命が繋がったことの方が奇跡的だと思った。ミルク猫を拾う勇気や迷いのなさや経験値、全てをもちあわせている人の前で泣いたから良かった。私も子猫について子育ての経験があり、ミルク猫は3時間おきに飲めるだけミルクを飲ませて排泄も手伝い、あとは遊んでねる、その時間が取れる稀有な状態だった。ただ、ミルク猫は初めてだったので大変だった。子猫を受け取ったあとも度々LINEでミルク猫の育て方を教えて貰い、都度都度ググッた。

旅の前に今日はランチから家を出て、クラシックコンサートが終わるまで家を空けることにした。予行練習みたいなものだ。今日帰ったら、全員をまた撫でまくる。同じように旅から帰ったら、死んだように数日動けずにいるだろう。その間は私はにゃんずのもの、そして子猫のものだ。

私は必ず戻るから、もう1人にならないから、必死にゴロゴロ言わないで待ってくれてればいい。主人のところにずっといれはいい。そのままの存在を愛しているよと伝えたい。

コンサート前のスタバでnoteを書きながら涙が落ちた。子猫離れって本当に大変。

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