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ただ梅を愛でる(写真録6)

立春も過ぎ、三寒四温。北海道では除雪が大変そうでありますが、いかがお過ごしでしょうか。こんばんは、きらりんです。
季節感を愛でるのは、生きていく上で大事な側面だと思います。特に、花は旬の時期を過ぎると儚く命を終える。そのため、書きかけの写真録記事より先に、昨日撮影した梅を先に公開する運びにしました。よければ、お楽しみください。

今回の梅を愛でるお散歩は大阪城公園。梅便りによると、大阪天満宮などはまだ咲きかけで、五分咲きのマークが唯一掲示されている場所だった。テレビカメラらしき人たちもいたので、梅林は盛況だった。それでも満開の梅の木は少なかった。

大阪城の梅林には、水仙も植えてあった。

柳は緑、花は紅、真面目。宋の詩人が残したと言われているこの詩を書き下した文章だ。ありのままが良い旨を唱えている。梅には梅のよさ、水仙には水仙のよさがある。どちらが優れているかでなく、どちらもいいところがある。そのあるがままがよいのだ。

さて、大阪城公園は広い。梅林以外にも少し写真を撮ったので、いつ役に立つかわからない知恵と共にお送りします。
大阪城公園周辺エリアは、旧陸軍の司令部と関連工場が多い。そのため、近くを走る大阪環状線(当時、城東線)はこの区間だけ高架で敷設できなかった。阪神高速東大阪線も同様に大阪城公園周辺で、地上に降りる。これも同じ理由かと思うが、1970年開業なので全く関係ない。こちらは、周りの史跡の保存のために、杭基礎を避けていたそうだ。

大阪城の天守閣は中にエレベーターがある、鉄骨作り。今の天守は戦前(1931年)に再建されたそうだ。その後、戦争で、陸軍工場が近くにあることもあり、周囲の遺構はほとんど焼失した。また、この空襲で、近くにある京橋駅付近にいた人々も巻き添えとなり、悲惨な被害だったそうだ。今も、ひっそりと追悼碑がある。今の日本は平和であるが、世界に目を向けると様々な問題がくすぶっている。平和な世界であることを願うばかりだ。

公園には、様々な鳥を見つけることができる。お堀には餌をあげている人がいた。そこに群がる鴨。餌をもらってるのを見て、飛ぶ鴨がいた。水面着地はうまくとれなかったが、飛んでるのは珍しいと個人的に思っている。

公園には人も鳥もいっぱいいた。それぞれが思い思いに過ごしている。ランニングする人、ごみ拾いする人、バードウォッチングする人、カメラを振り回している人。いい休日といったところだろう。
梅林へ向かう道中では、メジロらしき鳥と出会った。

せっかくメジロに出会えたので、どこかで見たことある構図の写真を撮ろうとした。しかし、逆光。色々考えている間にどこかへ飛んでいってしまった。また、どこかで会えたときは、光線の工夫もできた写真をとれることを願うばかりだ。

おまけ。ピントが仕事しなくてマニュアルで合わせたら若干甘いピントになった。メイン以外は狙い通りのボケ具合なのでなお惜しいという感じ。

次回の記事は、3月になりそうです。写真録なのか、自省録なのかは未定です。ではまた、よい2月を。

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