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大根が主役 バカが作るもつ煮

先日、弊社関連会社の荒井べジアスから大根の差し入れをいただきました。まるまる一本です。
今農場では大根が最盛期。収穫の手が回らないので、週末に有志の社員やその家族がお手伝いに行くこともあります(報酬は大根)。毎週末大大根祭りです。

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一生懸命お手伝いしている上司のお子さんたち

農場については22卒インターンシップ生が書いてくれたこちらもご覧ください。

そんな大根ですが、「一本使いきるのなかなか大変だよね~」という声も。
エッ 我が家、大根、すぐ消滅するが??速攻だが???

ということで採用担当の母直伝、大根が主役のもつ煮を紹介します。

【材料】
・大根 1/2~2/3本
・豚モツ(ボイル) 300gくらい(大き目のパック1つ)
・にんじん 1本
・こんにゃく 1/2枚
・しょうが(チューブでもいい)
好きな人はねぎも入れるとおいしいらしいですが私はねぎが嫌いなので入れません。ごぼうなんかもいいですね。ごぼうは好きです。

【調味料】
・赤みそ
・合わせみそ
・めんつゆ
・煎り酒(しょうゆでもOK)
・だしパック(なくてもOK)
・白だし(なくてもOK)


1. もつを下茹でする

もつ煮ってなんとなく難易度高そうな気がしませんか?そんなことないです。
時間と手間がちょっとかかるだけで作業自体は簡単です。
まずはもつを適当に茹でて余分な脂を落とします。この工程抜かすと味が染みにくかったり柔らかくならなかったり脂のかたまりになったりするので大事。30~1時間くらいやります。私は大体1時間弱やってます。あくが出てくるので、ちょくちょく掬います。

2. 材料を切る

もつを茹でてる間に材料を切ります。
まず大根は1~1.5cm幅くらいのいちょう切りにします。細めの大根なら半月切りでもOK。大根は厚ければ厚いほどうまいが味が染みにくくなるのでせいぜい2cmが限界です。

にんじんは乱切りしてますが本当はいちょう切りがいいのかもしれない……。にんじんは正直彩りなのでそんながんばんなくてもいいです。にんじん好きならいっぱい入れてね。

こんにゃくは手でちぎります。冷蔵庫でよく冷えたこんにゃくをちぎるのは割と苦行ですがちぎった方が味が染みやすいです。無理と思ったら包丁で切ってください。

しょうがは薄めの輪切り5~6枚入ってれば十分です。私はそれを千切りして入れてます。しょうがチューブ4~5cmでもいいですよ。お好みで調整してください。

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切ってしまってから写真を撮ればよかったと思いいたった。
1/3残りました。

3. もつを洗う

ゆであがったもつは一度ざるにあけて、軽く水で洗います。
ついでに鍋も水でさっと洗い、材料をドバドバ突っ込みます。
水をひたひたよりちょっと少ないくらい入れます。野菜から水分が出るので多すぎない方がよい。調味料も入れますしね。

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完全に量がバカの所業だがこれでも足りない。なぜならすぐ""消える""から

4. 煮る

だしパックをぶっこみ煮ます。今お気に入りのだしパックがあるので使ってますが、正直なくてもいいです。めんつゆや白だし、煎り酒(醤油でも可!)をそれぞれ鍋にひと回しずつくらい入れて、味を見て、足りんと思ったら足してを繰り返します。めんつゆとしょうゆだけでもおいしいんですが、なんとなく白だしを入れるとワンランク上に行ける気がして白だしを愛用しています。煎り酒もなんかちょっと通ぶって使ってますが、全然醤油でもおいしいです。
ただ、この後みそぶち込むのであまり味は濃くなくていいです。「薄味だな~」くらいでやめて、ぐつぐつするまで煮ます。あと出汁入りみそ使うならほんとかなり薄味でいい。

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出汁、取れてるんだろうか

5. みそぶっこむ

以前何かで「みそは違う種類のものを混ぜるほどおいしくなる」と聞いたので、赤みそとあわせみそを混ぜて使っています。赤みそ:あわせ=1:2くらい?ここはホント好みなので……味見しながら、赤とあわせとどっちを強調したいかで分量は変えてください。ただみその総量は大体大さじ3~4くらい。それでも足りないと思ったら大さじ5くらいまでいってもいいと思います。
蓋をして、弱火で20~30分くらい煮ます。ゆっくり本読んだりスマホ見たりしながら待ちましょう。あまりに吹きこぼれるなら蓋しなくてもOK。雑に作っても焦げたり味付けをミスらなければおいしくできるのが煮物。しかも味付けの調整もしやすいので難しいことはありません。
大根やにんじんがはしでさこっと切れるようになったら一回火を止めます。

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まだ味噌汁っぽい

6. 放置!!!

煮物は冷める時に味が染みるんだそうです。という訳で完全に冷めるまで放置します。
これ、これ大事です。いつも我慢できなくて冷める前につまみ食いしてしまいますがもつ煮じゃなくて味噌汁です。少なくとも1~2時間くらいは放置ですかね。猫をなでたり猫の腹を吸ったりしていればあっという間です。

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ねこの腹

7. 温め返す

蓋を外して、ちょっと煮詰める気持ちで再び煮ます。ぐつぐつするまで煮たら完成!
もつも人参もこんにゃくもおいしいですが、一番おいしいのは大根。大根です。大根がうまい。大根ばかり食べてしまう。大根。
七味唐辛子なんかかけてもいいですね。大根がうまい!

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既に2度おかわりしてから写真を撮ることを思い出した

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おいしい!!!!!!!!!!


箸休めにもう一品

もつ煮結構どっしり来るので、箸休めに大根で浅漬け的なものを作っておきます。

1. 残ってる大根をほっそい千切りにする。(スライサーがあると便利)
2. 大葉を5~6枚千切りにする。重ねた葉っぱをくるくる丸めてキッチンバサミでやると楽。
3. ビニール袋に大葉と大根をいれ、塩を小さじ1くらい入れる。(いつもははからず適当に入れてます)
4. ビニール袋を思いっきり振る!!!!!
5. なるべく空気を抜いてビニール袋を縛る。冷蔵庫に入れて20~30分放置
6. 大根がしなしなになってたらOK。ビニール袋のはじを切って、大根を絞り水分を切る。
7. 食べる!おいしい!

こいつは足が速いのでもって翌日か翌々日ですが、おいしいので瞬殺してしまいます。


これで大根消費終了!煮物の方は(食べなければ)3日くらい持ちますし、最後の方は煮汁がどろどろになってきて土手煮みたいになりまたおいしいです。実家では毎年冬になると母が作ってくれて、受験期の夜食として食べた思い出の味です。

ちなみに圧力鍋があるともっと速いです。もつの下茹でを圧力鍋で10分くらい、そのあと他の材料も入れて15~20分くらいで一晩おいたもつ煮になります。文明の利器!
私も電気圧力鍋を持ってるんですが、先日内ブタをしわすれて壊しました。修理中です。辛い。あまりに辛い。が、鍋でゆっくりじっくり作るのも乙なもの。また引きこもり生活が始まりそうなこの冬、ゆっくり本を読みながら、動画を見ながら、ゲームをしながら、ESのネタを考えながら、作ってみてはいかがでしょうか。

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