見出し画像

「ライジング若冲(じゃくちゅう)~天才 かく覚醒せり~」をNHKオンデマンドで見て売茶翁(ばいさおう)を知る

「井筒安(いづやす)」の若冲の白梅についてnoteに書いていた時、1月2日に「ライジング若冲(じゃくちゅう)~天才 かく覚醒せり~」という正月時代劇の番組があることを知った。

放映時、京都にまさにいたのだが宿泊していた「sequence KYOTO GOJO(シークエンス京都五条)」の部屋には小さなタブレットのようなテレビしかなく、滞在中は一度もスイッチを入れなかった。

伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)、池大雅(いけのたいが)、円山応挙(まるやまおうきょ)、禅僧・大典顕常(だいてんけんじょう)

錚々たる顔ぶれ。NHKオンデマンドの「まるごと見放題パック」に入って見ました。

舞台になったのは相国寺(しょうこくじ)。金閣寺も銀閣寺も相国寺の塔頭寺院の一つ。そして相国寺承天閣美術館(しょうこくじじょうてんかく)。

国宝5点、重要文化財145点ー 伊藤若冲、円山応挙、長谷川等伯など
多くの優れた文化財を収蔵

画像1

伊藤若冲による水墨画の傑作である重要文化財「鹿苑寺大書院障壁画」

さて若冲円山応挙よりも、この番組の自分的な見所は売茶翁(ばいさおう)でした。

200px-A_portrait_of_Baisaoh_by_Ito_Jakuchu_売茶翁_若冲筆

売茶翁像(部分)若冲筆 絹本著色

洛中に「通仙亭」という庵を構え、茶を売りながら禅や人の生き方を説いた。その姿に人々は親しみを込めて「売茶翁」と。

通仙亭には文人墨客が集まり「売茶翁に一服接待されなければ一流の文人とは言えない」といわれ、伊藤若冲や池大雅などが集まり、若冲は売茶翁の肖像画も多数書き残している。

若冲円山応挙も池大雅も大典顕常も、いまから目指すのは難しそうなので、売茶翁(ばいさおう)のヒゲの先でもなれたらよいな。

1月16日(土)[BSプレミアム]後9:00~10:30<完全版>が放映されるようです。

こちらの記事もどうぞ>>

「料理旅宿 井筒安(いづやす)」と「細見美術館」で見る、若冲の白梅と花鳥図
https://note.com/arai0903/n/n53994c0b2ca8




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?