話題の音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」は新しいDISTRICT(ディストリクト)を生み出すのか?
話題の音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」は常時接続型のSNSではないかというのをけんすうさんがnoteで書かれていました。
デジタルの情報といえば「フロー」「ストック」で語られることが多く、また通信環境で一度に送れる情報量により、文字>画像>動画>ライブとサービスが変化していきました。
話題の音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」は、そこで話されることはアーカイブとして残りません=「ストック」されません。なら「フロー」なのかというと、フィードに並ぶのは「ルーム」と呼ばれるトピックスと参加している人だけ。
あくまで生で行い同じ時間を共有すること。物理的な同じ「場所」ではなく、あくまでも同じ「時間」を共有すること。同時代を生きること、それこそがポストコロナ禍において重要なことではないかとおもう。
「Clubhouse(クラブハウス)」というオンライン空間に、常時接続することで初めてその楽しみを味わえるサービスなのではないかということが見て取れます。
「同じ時間を共有すること」と「音声」であること
STAY HOMEで多くの人がリアルに会うことができない中、同じ時間を共有する体験=エクスペリエンスとして、ピタッとハマったのが「Clubhouse(クラブハウス)」なのではないかと思う。
日本で緊急事態宣言が解かれたあとにどのようにこのSNSが使われていくかはまだ未知数だが、それよりも生で行い同じ時間を共有する ということを実感できる出来事がある。
春節の前、中国と台湾と香港の人たちが「Clubhouse(クラブハウス)」上で対話ができるというのは、共通する言語があるということがとても重要なのだなと。
中国と台湾と香港の人たちは「中国語」で会話ができる。(香港の人たちはもしかすると広東語のほうが母国語の人もいるかもしれないが)それがこの新しい地区=DISTRICT(ディストリクト)を作り上げている。
*DISTRICT(ディストリクト)とは地区という意味。School Discrictというと学区という意味になる。
肉声という言葉がある。
生身の人間が発する音声というものには、デジタルでありながらもその温度を感じることができる。
文字>画像>動画>ライブ というのは、あくまでも情報を発信する側と受け取る側の視点で語られていたもの。本当の意味でのライブ=Liveとはやはり生身の肉体に紐づくものである。
音声を通じて、海や国境を超えてソーシャルなネットワークが作られる瞬間を目の当たりにしているのかもしれない。
最近お気に入りの「キンプトン新宿東京(Kimption Shijuku Tokyo)」2Fのブラッセリー「DISTRICT(ディストリクト)」で。
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