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「エイリアンズ」と「Englishman In New York」の異邦人

「クリスマスの約束2012」(TBS系列)で初めてキリンジの「エイリアンズ」を聞いた。小田和正、JUJU、松たか子のハーモニーがとても美しく切なかった。

こちらは本家のライブ映像。音がとてもよい。

LINEモバイルのCMでいきなりびっくりしたのんによるカバー。

音楽解説のYouTubeのDr Capital & Stevieによる漫才とカバー。

おそらく「エイリアンズ」の舞台にほど近い所沢高校の女子学生による2012年のカバー。(ちなみに彼女はerina149 という名前で活動を続けている)

「エイリアン」(alien)には「外国人」という意味も

Stingの名曲「Englishman In New York」の歌詞に、I’m an alien I’m a legal alien というものがある。

藤井風くんも帽子を被りながらカバー。

今回この曲を調べていたら、このEnglishman In New Yorkには実在の人物がいることを知った。

タイトルにもなっている「ニューヨークに住む英国人」とは、英国の作家であるQuentin Crisp(クエンティン・クリスプ)のことです。代表作は1968年に発表した「The Naked Civil Servant(裸の公僕)」、後に1975年にフィルム化。

PVにでている初老の男性もクリスプ本人とのこと。

同性愛が違法だった当時のイギリス社会で、クリスプはゲイであることを隠さず、女装に身を包んで生活

a legal alien というのは違法だった同性愛のことを言っているのだろうか。外国人というよりも異邦人というほうが似合っている気がする。

このPVの監督は『セブン』『ファイト・クラブ』『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のデヴィッド・フィンチャー(David Andrew Leo Fincher)。そしてソプラノサックスは、マルサリス兄弟のブラウンフォード・マルサリス(Branford Marsalis)。

アンディー・ウォーホル(Andy Warhol)を少し思い出したので。

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