「かな入力」とトリプルインプット
教育・学習関係の記事が飛び込んで来た。
「読解力」の話。
この記事を読んで思い出したことがある。
以前、BIGtomorrowという雑誌で「勉強法」の企画を作ったことがある。50歳を過ぎて、資格を100近くとった高島徹治さんを取材させていただいて6ページほどの企画を作った。
その企画の中で、いくつかの勉強法のtipsを紹介した。
1.トリプルインプット = 目(読む)、耳(話す・聞く)、手(書く)の3つの方法で学習しよう
2.中時間、大時間、小時間 を上手に組み合わせよう 中時間とは、1時間弱くらいの本を数ページ読める時間。大時間は3時間くらいまとまって取れる時間。小時間は5分10分の細切れ時間。
あとは、勉強する場所を固定する場合と、逆にどこでも勉強ができるようにするやり方など。
25年ほど前の記事ではあるが、いまでも役立つものは多いとおもう。
いま私はMacBookAirでこのnoteの原稿書いているが、キーボードは日本語で入力は「かな入力」である。
いまどき「かな入力」の人ってどのくらいいるのかな? 理由は私がキーボードで文字を入力をしたのが、ワープロの時代からだったからである。
「わ」は「わ」であり「wa」でなく、「私」は「わたし」であり「watashi」ではない。
音で聞いたときの「watashi」は、文字にすると「わたし」かもしれないし「私」かもしれないし「ワタシ」かもしれない。
私が「かな入力」にこだわるのは、目と耳と手によるトリプルインプットにこだわりたいからだとおもう。
先ほどの記事に以下のように記述がある。
新井:「書く」行為はそもそも人間にとって不自然な動作であると認識して欲しいのです。世界には8000とも言われる言語がありますが、書記言語(文字を持つ言語)はごく限られています。しかも歴史も浅い。
そして本当に一番よいのは「手書き」。
メールではなく「手紙」を書いたのはいつ以来かな?
誰にどんなことをいたのか、身体の記憶として残る。そしてそれがどのような結果になったのか、「学習」する。