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【感想】かぐや様は告らせたい 26巻!大人も子供も必死のパッチ!※ネタバレあり

昨日6月17日発売の「かぐや様は告らせたい」26巻を読みました。
1巻が出たときから買っているくらい好きな作品なのですが、最近はシリアス多めですね。笑いと真剣の温度差、メリハリがたまらない部分です。

四宮家のお家騒動編、四宮家の後継問題にかぐや様が巻き込まれます。
昔のかぐや様であれば素直に従っていたのでしょうが、会長や生徒会のみんなと絆を深めたかぐや様は抵抗の道を選びます。
けれど悲しいかな、日本の心臓たる四宮家には勝てず、会長との別れを選択。
家のために身を捧げることにーーというのが前回までのお話。

今回は会長たちの反撃ターン!
この子たち本当に高校生か?というくらいの主体性と知識量。
物事をうまく運ぶには「正しい選択ができるための知識」と「実行に移す行動力」が大切なのだと感じました。

古い四宮家の人間を最新のアプリで攻略していくのが気持ちいいんですよね。
ディスコードを使った連携や、配信者にスキャンダルをリークして追い詰めるなどなど。
お金で解決できないように手段を選びながら四宮家のお兄さんたちを追い詰めていく様子は、さながら推理小説で犯人を追い詰める探偵の如し!

お兄さんたちを追い詰めて形勢逆転した会長陣営、かぐや様の夢が語られましたね。
「写真家になりたい」
具体的になりたい職業を口にするのは初めて。周囲の人たちがみんな唖然としているのが印象的な場面でした。
今まで、思い出が少なく写真にも触れてこなかったかぐや様。
生徒会に入って写真をたくさん撮って大事にしていましたもんね。。ガラケーを壊して写真を消してしまった時にはひどく落ち込んでいましたし、スマホに変えて、みんなから写真を送ってもらった時は本当に幸せそうでした。
写真に対して、人とは違う角度で触れてきたかぐや様ならではの夢だな、と納得してしまいましたよ。

そして最後は会長が一番美味しいところを掻っ攫っていくんですね。
あんな登場シーン、ずるいですよ。
ヘリで現れ、崖側に追い詰められたかぐや様を救います。

そして初めて口にした告白の言葉!
文化祭の時は「好き」とか「付き合ってくれ」って言ってなかったですもんね。
「これが俺の気持ちだーー」とか言っていましたから。

かぐや様の返答も伏線を回収しています。
「はい、よろこんで」
生徒会長選の時に応援演説を頼みたいと、会長からかぐや様にお願いしたことがありましたね。
その時、かぐや様は「会長のお願いなら、なんでもこう答えます。はい、よろこんで。と」みたいなことを言っていました。
会長の告白に対して使われる「はい、よろこんで」に幸せそうな顔。
読んでいるこちらまで何だか照れてしまいました

いやぁ、、本当好きですねこの作品!

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