苦手なことやってみました。
色んなテヅクリに手を出してきましたが、その中でも“編み物”に苦手意識があります。
それなのに突如編みたくなって、猛烈な暑さが続く8月初旬、毛糸と何時間も格闘しました。
困ったときのYouTube先生
編み物をしたのは15年ぶりくらいでした。
15年前も、15年(以上)ぶりだったと思います。
15年に一度のマイブームなのかしら。
作りたいものを頭に浮かべて、まずやらなくちゃいけないのが、輪の作り目からの長編みでした。
毛糸を指にかけます。←ここ怪しい
かぎ針を持ちます。
しばし呆然。
いえいえ、このままでは延々と呆然です。
どうやるんだっけ?
長年やっていなくても、指が覚えているだろうと思ったのですが、編み物苦手でずっときてますので、
身体に染み込んでいるはずがないのです。
15年に一度ですし(^▽^;)
なんとなくこんな感じかな?で進めてみてはほどき、進めてはほどき…を繰り返すこと30分。
そこでやっと気付きます。
そうだ、YouTube…
すぐに見つかりました。
30分、何してたのかな、私。
インターネットって何でもありますねえ…。
そして動画を見てからもさらに30分、この一段目と格闘しました。
最後のところ、うまく引き締められないのです。
なぜうまくいかないのかに気づくまで、さらに1時間を要します。
苦手だからこそ品質に気をつけたい
編み物はしなくとも、ぬいぐるみにも使えるかなと思い、コレだ!と思って購入してあったのが、
100円ショップダイソーさんの毛糸です。
色数が少ないので厳選されていて、とても可愛いのです。
100円ですし、心置きなく使えるので、手始めにコレで編んでみよう!と。
ところが、一段目から大苦戦します。
YouTube先生からやり方も教わりました。
ちゃんと編めてます。
なのにイライラが募ります。
いくら苦手とはいえ、私、ここまで編み物できなかったかしら…
毛糸が針になかなか引っかかってきません。
ギシギシと力技で進めている感じです。
引っかかったと思うと、毛糸のヨリの間に通ってしまい、またやり直しです。
この作業に1時間費やしました。
YouTube見る前の30分、見てからの30分も合わせると、すでに2時間が過ぎています。
それでもなんとか5時間くらいかけて、小さなあみぐるみを仕上げました。
テキトーに編んだので、同じものを作れる自信はありません(;^_^A
その後すぐに、別のモノを編もうとして、今度はダイソー毛糸ではなく、ハマナカラブボニーを使ってみました。
するとどうでしょう!?
スルスルスルスルとやり直すこともなく編めるではありませんか!
私が劇的に編み物に向いてないのかと思いましたが、どうやら毛糸の品質のようです。
初心者だったり、苦手だなと思ったりしていたら、やはり材料や道具はある程度良いものを使った方がいいな と実感しました。
でないと、うまくいかないことで、楽しくなるより先にやめてしまうと思うのです。
うまくいかないからこそ立ち向かうタイプの人もいると思いますが(私はムキになってやる方です)、
素材1つで楽しくなれるなら、そっちの方がずっといいですからね。
ダイソー毛糸は、ボンボンを作るのに使おうと思います。
ちなみにハマナカラブボニーも29色のポップな色が揃ってました。
可愛い♡
そもそもの苦手なワケ
第一に、ウールやアクリルのチクチクするのが辛いこと。
ヒドイときは、手芸店の毛糸コーナーにいるだけで、痒くなってきます。
第二に、目数や段数を数えながらの作業が、好きになれません。
第三に、母と妹にバカにされたこと。
私はこだわりたい性格もあって、体のサイズを測ってピッタリにするとか、模様も計算して編み図を作ったりしていました。
ただでさえ編む動作も遅いのに、加えて、小さなミスが気になるタイプだったので、何度もやり直します。
セーターを1着編むのに5ヶ月かかりました。
妹は1ヶ月でセーターを、
母は1週間でセーター、翌週にはベスト2着を編み終えました。
そんなですから、遅いよ、いつまで作ってんの と笑われたわけなのです。
これ、けっこう、自分の中のシコリになっていました。
(15年前の、そのまた15年(以上)前の話です)
そして、苦手からの脱苦手
突如として編み物をしたくなった理由は、自分でも思い当たりません。
ただ、自分の思うように仕上げてみて、完成した子を眺めてみて、
私、編み物そのものが苦手なわけじゃないんだな
と気が付きました。
チクチクするのは辛いです。
でもビニール手袋はめたら解消されるかも!(編みにくそうだけど)
目数、数えるの楽しくないです。
でも今回ほぼ数えずに作りました。数えたの一段目だけ。実はそれも数え間違えてるくらいです。
バカにされたことも忘れます。
私は私なのです。作業が人一倍遅いことも、こだわってしまうとこも。
苦手なことに無理に立ち向かう必要なんて無く、こんな風にタイミングがやってくることもあるんだなあ と。
冬に向けて、毛糸の帽子を被ったぬいぐるみも作りたいです。
上手くはないけど、楽しくできるようになって嬉しいのです。
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