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MESONが空間コンピュータ「Apple Vision Pro」に懸ける想い

こんにちは!空間コンピューティング技術で人々のまなざしを拡げるMESON CEOの小林です。

ついにAppleが新たな空間コンピュータ「Apple Vision Pro」を発売しました!私も発売日当日にSan JoseにあるApple Park Visitor Centerへ行き、Apple Vision Proを2台購入しました!

MESONでは、日本でもっとApple Vision Proが注目され、Apple Vision Proから生み出される市場へのインパクトを知ってもらえるように、Apple Vision Proに関する記事を1ヶ月連続で投稿するチャレンジを実施しました!

このチャレンジを通して、MESON全員でApple Vision Proに関する技術的な知見や考察を公開し、世の中に発信することができました。MESONのバリューの一つに、「知を通わせる」というものがあります。今回のチャレンジはMESON社内のみならず、日本全体にApple Vision Proの知を通わせることができた取り組みになったと考えています。

本記事はこのチャレンジの最終日の記事になります!
この一ヶ月、MESONメンバーが本当に有益な情報をたくさん発信してくれたおかげで、最終日にどんな内容をしたためようか散々迷いましたが、最終日は私達MESONが空間コンピューティングに懸ける想いについて書こうと決めました。

2月28日は弊社でディレクターをしてくれているガミさんの記事になります。こちらの記事もとても面白い記事なので、併せて御覧ください!

まず私達が空間コンピューティングに懸ける想いを語る前に、私達の会社名である「MESON」の由来について、お話させてください。

「MESON」という社名に込めた想い

私達の会社名「MESON」は、日本人で初めてノーベル賞を受賞した人物、湯川秀樹氏が提唱した「中間子理論」の英語名に由来します。

湯川秀樹氏は第二次世界大戦が終戦した4年後の1949年にノーベル物理学賞を受賞しました。第二次世界大戦に敗戦したばかりの日本にとって、とても勇気づけられるニュースであったと思います。湯川秀樹氏のノーベル賞受賞は、敗戦でボロボロになり尊厳を失っていた日本が、テクノロジーで世界を驚かせた瞬間なのです。

翻って現代に目を向けてみると、インターネットやスマートフォンの時代に突入してから、日本は大きく世界に遅れを取ってしまっています。米国や中国、急成長する東南アジアの国々に後塵を拝し、もはやテクノロジー後進国になってしまいました。

湯川秀樹氏のようにテクノロジーで世界をもう一度驚かせられる日本企業を創りたい。

そんな想いから、ノーベル賞を受賞した際に湯川秀樹氏が提唱した理論の英語名「MESON」を会社名につけました。

新たなインタフェースシフトによって生まれる再起のチャンス

日本が世界に遅れを取り、テクノロジー後進国となってしまった要因はいくつもあると思いますが、中でも大きな要因の一つがスマートフォンというインターフェースシフトに乗り遅れてしまったことだと考えています。

世界中の人々のデジタル情報との接点がスマートフォンに移り変わっていく中で、日本企業はその移り変わりを捉えることができませんでした。米国を始めとした諸外国の企業がスマートフォンのインターフェースシフトを捉えたサービスを出したことで、どんどん日本の勢いが失速してしまいました。

もちろん、いまでも世界に進出し、活躍されている日本企業はいらっしゃいます。しかし、かつての日本企業の勢いからは遠く及ばず、世界の中では日本という国自体の存在感がどんどん薄くなっているのが現状です。

もはや一度乗り遅れてしまった日本が、再度スマートフォンの市場で世界を席巻することは難しいと考えています。

しかし、もしスマートフォンと同じ、、、いやそれ以上のインパクトを生み出すインターフェースシフトが起きるとしたら?

スマホシフトで乗り遅れてしまった日本が、もう一度テクノロジーで世界を驚かせることができる企業を創り出す事ができるのではないでしょうか。

スマホ黎明期を振り返ってみても、インターフェースシフトが起きたことで力を持っていなかった新興企業が大企業を追い抜き、一大ビジネスを築いてきました。

スマホ市場での均衡を破ることは難しいかもしれませんが、これから起こる空間コンピュータへのインタフェース、すなわち空間コンピューティングシフトに日本がいち早く対応することができれば、日本がもう一度テクノロジーで世界を驚かせることも可能なのです。

テクノロジーでもう一度世界を驚かせる日本企業を創る。

その一番の好機が、空間コンピューティングシフトが起こる瞬間だと考え、私達は空間コンピューティング技術に懸けているのです。

MESONが日本でApple Vision Proの情報を発信し続ける理由

MESONはApple Vision Proが発売されてから、日本で多くの人たちにApple Vision Proを体験する機会を創ったり、メディアの方々の力も借りてApple Vision Proの情報を発信しています。

この活動の背景には、もちろんMESON自体のPRという側面もありますが、それ以上に日本で一人でも多くの人たちに、いまApple Vision Proが生み出す空間コンピューティングシフトのインパクトに気づいてほしいという想いがあります。

Apple Vision Proを購入して日本に帰国してから、2月だけで実に100名を超える方にApple Vision Proを体験してもらいました。実際に体験いただいた多くの方々が想像していた以上のApple Vision Proの可能性に驚き、これから市場に与えるインパクトを体感頂いています。

MESONでApple Vision Proの体験をご案内する前は、多くの方が「Apple Vision ProってMeta Quest 3をちょっと良くしたくらいのものでしょ?」と思われがちです。

しかし実際にApple Vision Proを体験するとこれまでのデバイスとはまったく別物であることをご自身の体で体感していただけます。Apple Vision Proの本当のインパクトはテキストや写真/動画では伝えることが難しく、実際に体験してもらうしかないのです。

日本ではまだApple Vision Proが発売されていないこともあり、日本で実際にApple Vision Proを体験できる機会は非常に限られています。

もしApple Vision Proが日本で発売されるまで、もしくは発売したあとも日本の大半の人々がApple Vision Proのインパクトに気づかずに、時がすぎてしまえば、、、きっとまたスマホシフトと同じことが起きてしまいます。

テクノロジーに熱量を持つ方々、日本で多くの人たちにこのApple Vision Proの魅力を伝える力を持つ方々、これからの日本を憂いどうにかしていきたいと思っている方々。

そういった方々にApple Vision Proを体験してもらい、MESONとともに日本で空間コンピューティングシフトを推進する仲間になってもらいたい。

それがMESONが日本から空間コンピューティング技術で世界を驚かせることにも繋がります。そして日本から多くの企業が空間コンピューティングシフトの波に乗り、世界で活躍できる日本企業が増えていくことにも繋がると信じています。

Apple Vision Proが空間コンピューティングシフトを起こすか?

この記事を読んで頂いている方の中には、「Apple Vision Proは空間コンピューティングシフトを果たして起こすの?」と疑問を持つ方もいらっしゃると思います。

並べようと思えばいくらでもApple Vision Proが空間コンピューティングシフトを起こし得る理由を並べることはできます。

Apple Vision Proの驚くほどの高いスペック
人間にとって自然な操作性
Appleらしい洗練されたUX
Appleが持つ強固なエコシステム etc…

逆にApple Vision Proが空間コンピューティングシフトを起こし得ない理由も並べることができます。

デバイスが重くて着けていると疲れる
値段が高い
キラーユースケースがない
Lisaのような存在になりそう etc…

この論争にぶっちゃけいま現時点で答えはありません。神のみぞ知る未来の話です。

だから私はApple Vision Proが空間コンピューティングシフトを起こすと感じた自分自身の直感を信じることにしました。

私は昨年の6月にWWDCでApple Vision Proに初めて触れた時に、「Apple Vision Proが空間コンピューティングシフトを起こす」と確信しました。そして同時に「自分がこのApple Vision Proを使って空間コンピューティングシフトを日本から起こす、そのためにMESONを創ったんだ」という運命すら感じました。

誰かが経験で語る可能性よりも、自分が直感で抱いた可能性を信じたい。

これからのMESONの将来を考える中で私はそう思い、私自身の直感を信じ、MESONの仲間とともにこれからApple Vision Proで空間コンピューティングシフトを日本から世界へ起こしていくと決心しました。

MESONはこれからこのApple Vision Proを人々の生活に浸透させるアプリケーションを開発し、日本から空間コンピューティング技術で世界を驚かせる企業になります。

そして、日本から空間コンピューティングシフトを世界に後押しできるような存在になっていきます。


以上、私達MESONが空間コンピュータ「Apple Vision Pro」に懸ける想いについてご紹介しました!

自分のnoteでは今後も空間コンピューティング技術やApple Vision Proに関する情報を発信していきます。ご興味ある方はぜひnoteのフォローをお願いします!

Apple Vision Proについてより深く知りたい方へ

MESONでは企業様がApple Vision Proを活用した新規事業を立ち上げるための企業様向けセミナープログラム「Ready for Vision Pro」をご提供しています。

このプログラムではMESONが独自に調査し、作成したスライドを活用しながら座学でVision Proに関する知識を得ることができます。

また、Apple Vision Pro実機端末を活用し、Apple Vision Proの操作感や利用イメージを社員の方々に持っていただける機会を提供します。

Apple Vision Proを使った新規事業を検討したい、もしくはアプリ開発に取り組みたい担当者の方はぜひ本プログラムも活用ください!

MESONではともに空間コンピューティングシフトを起こす仲間を募集しています

私たちMESONは様々な企業様とともに空間コンピューティング技術を活用し、人々のまなざしを拡張する共創プロダクト開発、そしてApple Vision Pro向けの自社アプリ開発にも取り組んでいます。

MESONが空間コンピューティングシフトを起こし、日本からテクノロジーで世界を驚かせるためにも、MESONではいま全職種積極採用中です!

このnoteを読んで、Apple Vision Pro や空間コンピューティングに興味をもった方、MESONで空間コンピューティングシフトをともに起こしたいと思った方は以下のページからぜひご連絡ください!


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