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とらなきゃダメ?色んな資格。手段か目的かを決めると、後悔しない理由

こんにちは。谷口です。
突然ですが皆さんは、「とりあえず資格を取ったら?」と周りから言われたことはないでしょうか?会社で優遇される資格もあり、検討されている技術者の方も多いと思います。とは言え一朝一夕で取得できるほど簡単ではない…ということで今回は、「とらなきゃダメ?色んな資格。手段か目的かを決めると、後悔しない理由」というテーマで、資格取得が手段か目的かを決めたほうが良い理由について書きます。


日本の資格をざっくり分類(※谷口調べ)

資格と言ってもカテゴリーや内容など色々ありますので、ここでは総務省や経済産業省のページや、比較的多くのサイトで語られていることを基に調べてまとめてみました。

日本の資格の種類(※谷口調べ)

資格の種類は大きく3つに分かれるそうです。それぞれ、

①国家資格
②公的資格
③民間資格

です。簡単に言いますと国家資格は国の法律で決められている全国一律の基準で認定されている資格です。公的資格に関しては全国一律ではないが法令に基づいて認定されているということで、例えば行政が独自に行っているものや商工会が主催しているようなものというものが当てはまることが多いです。そしてもう1つが民間資格。こちらは財団法人とか社団法人民間団体が独自に定めた基準に基づいて判定する資格です。

次に、技術者の皆さんに関連する資格にはどのようなものがあるか、代表的なものを資格の種類別にまとめてみました。

日本の資格(技術者向けの代表的なもの)

例えば国家資格であれば技術師、電気工事士、情報処理技術者、機械保全技能士であったり、公的資格であれば組み込みソフトウェア技術者であったり、そして民間資格であればG検定やE資格などが有名ですね。

資格は必要か?の問いに対する観点

この前提を踏まえて、冒頭の資格が必要かどうかという問いに対する観点としては、

①   希望する業務に従事するために資格が必要であるということ
②   自分の知識や技術をプロダクトやポートフォリオではなくて資格で証明したいということ

これら2つの観点が上げられるかなと思います。
さらにこれらを具体的なシーンで想定してみると、例えば今後のキャリアで必要であるとか、就職を強く希望する企業で必須歓迎条件になっているとか、あと昇進や昇級の条件になっているとか、あとは設置義務資格みたいなものもあるので、新規事業のためにそういった資格を持っている方を設置しなければいけないみたいなこともあるかと思います。

つまり人によっては目的のために必ず必要になることもあるということが分かります。

資格取得にかかる負担

取得に向けた負担についても考えてみます。

例えば受験にかかる費用。私の周りに聞く限り、1万円前後(あるいはもっと高額な場合もありますが)というところです。あとは勉強するための時間の投資や教材の購入費用、また家だと集中できない時は喫茶店やファミレスを利用する場合の環境への投資も必要です。また仕事をされている方の場合は仕事でたくさん頭を使った後に勉強でも頭を使うので、“思考するスタミナ”も必要かなという風に思いました。他にもご家族がいらっしゃったり、交友関係が活発な方は周りの理解を得たりとか自分の本業と体力の調整などもあるかなと思います。

資格取得、後悔しない悩まないための準備

そういったことを考え始めると、「それでも必要だから覚悟を決めるぞ!」となる場合と、「本当に必要なのか?」という風に悩み始める場合に別れるのではないかと思います。そこで、やるやらないどちらを選ぶにせよ後悔しないための準備として、資格取得が手段なのか目的なのかをはっきりさせるということをお勧めしたいと思っています。

後悔しないための準備

例えば手段とする場合、自分自身の目的を明確にした上で、それが本当に資格取得によって到達できるのかを論立てて自分で納得し決断して欲しいと思います。

そしてもう1つ、資格取得自体が目的の場合は普段の学びの成果を図るために受けたいということもあるでしょうし、資格取得自体が趣味という方もいらっしゃるかなと思います。このように様々ありますけれども、そういった目的そのものを自覚しておくということが重要です。

後悔するタイミングは、上手くいかなかったり辛くなったりした時です。そんな時、目的に立ち戻って決断し直せる、そしてできるだけ悩む時間を減らすためのヒントとして、今日ご紹介した「資格取得が手段か目的かを自分の中で決める」という観点を参考にしていいただきたいなという風に思っています。

本日お送りした内容については、動画でも話しています。ご興味ある方はぜひ以下もご覧ください!


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