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丁寧な言葉遣いを心掛ける

多くの美容師さんは、言葉遣いや一般常識を学ぶ機会に恵まれていないので、ふとしたところで失礼な発言をしてしまっていたり、目上の人に対しても敬語を使えていない場面を多く見受けられます。

フリーランスサロンで、売上の低いスタイリストさん(30歳)が、ご新規の10代のお客様とのカウンセリングの時に

「今日はどうするー?」

「あーそーなんやー」

というタメ口連発で、近くで聞いていた私は、怖さすら覚えましたが、そのスタイリストさんは平気な顔で仕事をされていらっしゃいました。

年下であってもお客様はお客様ですし、ましてや初対面の方に対する態度ではありませんでした。

フレンドリーや親近感を勘違いしている典型的なパターンなのですが、最低限丁寧な言葉遣いをしないと、高いお客様にファンになって頂くことは不可能と言っていいでしょう。

少し高めのレストランやホテルに行くと、明らかにこちらの方が年下でも、敬語で丁寧な対応を、大げさではなく気持ちよくして下さいます。

自分がしたい仕事と同じぐらいの単価のお店に足を運ぶのは、リアルな現状を学べるいい機会なので、もったいないという概念は捨てて、美容メーカーが主催するセミナーに行って勉強した気になってるぐらいなら、いい接客を体験しに行くほうが、100倍は価値があると想います。

そういったことを体感するまでは、先行投資とか、自己投資の意味が分からず、趣味や飲み代にお金を使われると思うのですが、貴重な体験ほど、あなたの価値を上げることを実感することで、お客様に価値ある技術接客を提供できるようになります。

有名とか、有名じゃないに関わらず、質の高い仕事をされる方は必然的に腰が低く、他者に対しての敬意があり、自然と言葉遣いが丁寧です。


自分がどこを目指すのか?をしっかりと考えて、いつまでも若者言葉を使っていないで、基本的な敬語、相槌を変えてみましょう。

「マジっすか!?」から「本当ですか!?」や、「そうなんですね!?」に

「すごいっすねー!」を「凄いですね」といったように

まずは小さな「つ」をなくすことからはじめてみましょう。

何事もはじめて一気に改善することは出来ませんので、小さなことからはじめていきましょう。

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