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プロ意識はプライベートにこそ差が出る
以前コーチングやセラピーを生業としていた頃の話なのです。
クライアントさんは、向上心があり、上司ともよく衝突してしまうような方でしたが、その熱量が、ちょっと自分本位すぎるかなー…と、懸念しておりました。
あるとき、そのクライアントさんを偶然繁華街で見かけ、その時の服装に私は驚愕いたしました…
ヨレヨレのタンクトップにハーフパンツにビーチサンダルだったんです…
正直言葉を失いました。
真っ先に頭の中に浮かんできた言葉は
「あ、プロ意識がないな」
だったのを、今でも鮮明に覚えています。
そもそも、プライベートと仕事の境目がないのが、本当のプロであると、常々思っており、最近読んだビジネス書でも同じような事が書かれていました。
それはお寿司屋さんの話で、真夏の暑い時期に外に出るときは、長袖に手袋までされるようです。勿論暑くて大変なのですが
「日焼けした手で握るお寿司って、おいしそうに思わないでしょ?」
だから紫外線対策を怠らずに、日焼け防止に余念がないとのこと。
短期的な目標達成の為に、自分の中で期限を決めてやるものとは違い、一生この仕事でお客様に、社会に貢献するんだという思いがあれば、プライベートであっても、いつどこでお客様に出会うか分からないという意識が働くはずです。
既存の顧客様に、自分が知らないところで見られていて
「あ、あの人プライベートではあんな振る舞いをされるのか…」
と、残念な印象を与えてしまい、失客につながることは、あり得ない話ではないのです。
私の体験談で言うと、気に入っていたスイーツショップがあるのですが、そこのオーナーシェフが、お店の営業時間中に外でタバコを堂々と吸われているのを見て、行くのをやめました。
そういった経験をされた方は、少なくないと思います。
一人でサロンを運営していくなら、まず間違いなく24時間一流の美容師で在り続ける覚悟が必要だと思います。
大変なことですが、一度身についてしまえば、案外勝手に頭の中がそうなってくるので、むしろ美容師でないタイミングの方が違和感があるようになってきます。
しかしそうなる為には、毎日少しずつのトレーニングが必須ですので、自分が理想とする
「一流のプロの美容師像」
をイメージし、それを折りに触れ、思い出すようにしましょう。
今はほとんどの美容師さんが、時間を持て余すタイミングだと思います。
どんな人生を、どんな人間として、どんな美容師として歩むかを
今一度しっかり考えてみる、いい機会かもしれません。
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