「あくまで接客業である」ということ


ほとんどのライブハウス、ライブバーが
新規の演者を迎えいれています。

当店の新規の演者の窓口としては、
新人発掘イベントへの一般公募からの参入、既に出演したことある演者からの紹介、
一度他の箱でライブを見たことある演者へのオファーが主です。
手当たり次第に知らない演者への声掛けはほとんどしません。

他の箱のほとんどは、演者からの紹介が主かと認識しているのですが、
新規の演者を迎え入れるメリットは多くあります。

ただ絶対的に忘れてはいけないこと。
それは、ライブハウス、ライブバーはあくまで

「接客業」

であるということ。

もちろん、音響スタッフや照明スタッフ、ブッキングマネージャーなど様々な業務スタッフが存在しますが、諸々名前の通りの業務をこなします。
ただ、基本的には来場したお客様がチケット代を払い、ドリンクを注文し、そこから彼らの給料が払われています。
演者に対してギャラを払っているケースもあります。

演者はお客様を楽しませるために演奏をします。
箱の業務スタッフも同様、お客様が満足してもらえるように音を作り、ステージを彩り、イベントを作ります。

新規の演者が増えるということは、新規のお客様が増えるということです。
演者と箱が協力し、お客様を楽しませるように努力すればきっとお客様はまたライブに足を運んでくれるはずです。

つまり、演者を満足させるのではなく、箱の仕事それは

「お客様に満足していただく」

それは飲食店、スーパー、コンビニ、映画館、遊園地などなど、お客様と接する仕事、
「接客業」と何も変わらないはずです。
うまくいかないときもあります。
でもその努力はするべきです。

そして、演者が新人だろうがベテランだろうが、何も変わりません。
お客様はお客様です。

そこを根本的に忘れないようにしなければなりません。

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