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はめ込みレンズの分解 ミノルタMD、オリンパス 50mm F/1.8、キャノン 50mm F/2

マニュアルレンズのなかには、前玉部分がはめ込み(一体成型)になっていて分解できないものがあります。
Minolta MD レンズOlympus MC ZUIKO 50㎜ F/1.8, キャノン NFD 50mm F/2等です。
製造された時期が比較的新しく、手ごろな値段のレンズに多いです。
その為、なんでもないような標準レンズがこの構造になっていて、分解できずに悔しい思いをすることがあります。

例としてOlympus MC ZUIKO 50㎜ F/1.8の前玉を分離してみます。
なお、これより以前のF.ZUIKO 50㎜ F/1.8は分解可能です

前玉にはカニ目などはなく、これ以上分解できそうにありません。

下の画像は、ミノルタ MD 50mm F/1.7の前玉です。
外側がプラスチックで覆われていて分解できそうにありません。
MD ROKKOR以降は基本的に同じような造りです。

分離できない割に、この前玉のユニット部分にカビやクモリが多く発生しています。
通常クモリというと修理不能の場合が多いですが、前玉ユニットにできたクモリは解消することが多いです。
以下このような前玉はめ込み式レンズの分解方法を紹介していきます。
紹介事例:
Olympus MC ZUIKO 50㎜ F/1.8
・Minolta MD ROKKOR 50㎜ F/1.7

Canon NFD 50mm F/2


オリンパス MC ZUIKO 50㎜ F/1.8の前玉分解

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