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お産の優位性…聴覚

お産の優位性…視覚の話の後から、しばらくたってしまいましたが~

聴覚障害の方のお産にもやはりかかわらせていただいたことがあります。

産む方が聴覚障害がある方や、パートナーの方などありますが、

ここでは産婦が聴覚障害の場合。

音が聞こえないことはお産の時は、やはり優位になります(私個人の考えです。)。

音が遮断されていると、児の娩出時(赤ちゃんがお母さんの母体から出てくるとき)興奮した人の声を聴かずに済みます。余計な誘導や、必要のない話などはもちろん聞こえないので、そこで、視覚も閉じれば、完全に自分だけ、自分とお腹の赤ちゃんの世界になります。そうすると、お腹の赤ちゃんのリズムに合わせて行けます。誰かが、肩などをたたいたりして、注意をそらさない限りしっかりしっかり自分の身体の声に耳を傾けてそれに合わせて動くことができるのです。

この時、もし、本人に戸惑いや心配なことがあれば、自分から目や手で合図をして聞くことができます。主体性主導権が産む人に完全にあります。

これ、あくまでアクティブバースや主体的な自立したお産の場合は特に有利なのです。

そして、赤ちゃんが出てきてからも、赤ん坊に集中することができます。

しっかりと目で赤ちゃんを観察して赤ん坊の匂いを嗅いで赤ん坊に触れてということが音に(声に)さえぎられることなくできるのです。この時も誰かが、肩をトントンとたたいたり、赤ちゃんを預かろうというような行動をしなければ、あふれ出る母子のオキシトシンがさえぎられることはありません。

そうして、しっかりと満足してから初めて産婦は周りに気付くのです。

聴覚・視覚、が閉ざされていることはお産の時にはすべてが開いている状態の人より優位に働く。それは、どういうことか?自分で考えてみてね!

これって、《「赤ちゃんの目で22世紀を考える」同朋舎》の中に載っている

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【マリア(キリストを産むときの)のお産】と同じようなことが起きているのです。興味ある人は読んでみてね!






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