ポイントは空の色
空を見たり、空の写真を眺めたりしている中で、改めて実感したのが、空って本当に刻々と変化するよな、ということでした。
先日のスーパーブルームーンの際も、帰宅途中、おもわず空を見上げてしばし佇み、あまりの美しさに「写真撮りたいなー」と思ってカメラを構えてると、いきなり月の脇に雲が陰り…。そしてその雲がかなりのスピードで流れていたので、「よし、あの雲が抜けたらシャッターを押そう!」と思っていたところ、雲がフレームから消えたと思った瞬間に、また突然、雲が出現…。いったい、この雲はいつどこから湧いたわけ?と思いつつ、こちらの想像の上をゆく空の変化って、やっぱりすごいよなーとしみじみ感じ入りました。
そして、はたと気づいたのが、今回の絵本に関して、何かしっくりこない感があったのは、この“空の変化”が盛り込めていなかったからだということでした。
美しい空と言えば青空。その青の美しさをどう出すか、という視点でばかり考えていたのですが、娘と旅した時にその美しさに感動した空も、青ではなく、どちらかというとピンクや紫に近い空だったし、茜色に染まる夕焼けの空も人の心をつかみます。夜明けの朝の光はやわらかい静謐さを帯びているし、雲の間から光が差し込む空はなんとも言えない神々しさがあります。
この“空の変化”を盛り込むことで、グッと厚みと説得力が出るだろう、ということが、自分の中で固まりました。一歩前進です!
目標としていた11月までに出せるかどうか、スケジュール的にはシビアなところに来ていますが、ここまできたからには妥協したくないし、納得のいく形にして仕上げるつもりです!
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