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【就活】賢い就活のやり方


読む前に

この記事を読んでいただく上で、意識して欲しいことが3つあります。
1.読んで当たり前だと思っても、「読まないと当たり前とはらなかった」かどうか考える。
2.書いてあることがおかしいと思った場合、『どういう理由でどこがおかしい』を言語化して自分ならどうするか考える。
3.書いてあることを頭に入れるだけじゃなくて、「これもできるんじゃね」みたいな連想ゲーム思考を持ちながら読む。
この3つを意識を持って読むようにしてください。

また、就活をしていく上で、意識して欲しいことはたった1つです。
『そんな変わらんからもうこれで良いや思考』になってないか常に意識しておく。
これは持論ですが、就活は人生の幸福度を大きく左右する
『人生で1番頑張らないといけないイベント』
だと考えています。
この記事を読んでる方にもいると思いますが、「就活をサボったから転職する羽目になった」みたいな状態は人生をかけて防いでください。
その上で、みなさんには「ダルいから企業調べはこれだけまとめれば良いや」、「エントリーシートのこの表現に少し違和感あるけどダルいしこれで出そう」、「ある程度面接の想定問答答えられるようになったしもういいか」みたいな状態になっても、
『ダルいしあんま変わらんかもしれないけどあと少しこれだけやっておくか』みたいな少しの無理を2,3回繰り返して欲しいです。
この少しの無理を数回行うことを習慣化するだけで準備の質が全体的に極めて大きく変わると思います。
また、片付けと同じように少し無理して手をつけると、よしもっとやるかモードに入りやすいこともあるので、案外辛いことじゃないと思います。

本編に入る前に長くて少し疲れてしまったと思いますが、この記事の価値を最大限に活用する上で結構大切だと思うので、説明させていただきました。忘れそうになったら一度ここまで戻ってきて確認してください。

それでは、本編に移ります。

1.就活の全体像

就活のゴールは、『自分の市場価値からして、自分が求める会社への条件に1番合う企業に就職すること』です。
言われたら当たり前ですが、これを頭にずっと置いときながら就活を進めてください。
このゴールに向けてやることはこの5つ。
・求める会社への条件設定
・条件設定に合いそうな企業探し
・エントリーシート作成
・採用試験対策
・面接対策
これら5つのやり方や意識などを深堀して解説していくので、解説に従って就活してれば『知らぬは損』にはならず、効率的な就活ができると思います。
「こんな良い企業が世の中にあったのか…」、「これやっておけばさらに良くなったのに…」みたいに、就活には『知らぬが損』になってしまうことが沢山あるので、大きく助けになると思います。

2.条件設定

この項目では、どういう企業に入りたいのかを考える上で必要となる、企業に求める条件を決めていきます。
この条件設定をおろそかにすると、「転勤なしの企業にしとけば良かった」のような、入社後にネガティブな理由で退職する可能性が高いと思います。
前項の『読み前に』でもお伝えしましたが、今は転職が普通の時代ではあるものの、「就活をサボったから転職する羽目になった」という状態だけは必ず起こらないように慎重に条件を設定してください。

条件設定の決め方は、下記の条件要素を参考に決めてください。
基本的な労働条件要素
・勤務地
・仕事内容
・休日
・残業時間
・残業代の出やすさ
・月収・年収
また、細かい条件要素として
・入社後の資格取得の必要性
・仕事内容が部署によってどのくらい変わるか
・年収の増えやすさ 
・テレワーク、フレックスタイム制、フリーアドレスなどの具体的な福利厚生
なんかも踏まえて条件を設定すると良いと思います。
条件設定をする際に、得意だと感じてることや、過去に嫌だと感じたことを必要に応じて振り返って自己分析した上で条件を出していくことがオススメです。
ここで決めた条件は、就活ナビサイトで条件を指定して企業を検索する際や、企業選定で企業の総合評価を決める際などに使ってください。

プライペート重視の東京住みの新卒・第二新卒に個人的にオススメなのは
優先度 高
・勤務地:東京(埼玉・神奈川・千葉)
・職種:事務系総合職・事務
・入社後の資格取得の必要性:少
・残業時間:月20時間以内
・休日:完全週休二日制(土日)
・仕事内容が部署によってどのくらい変わるか:少
・月収・年収:月20万円
・残業代の出やすさ:上限なしに完全支給
優先度 低

3.企業選定

この項目では、
●企業選定のやり方
●ホワイト企業を探すポイント
の2つについて解説します

●企業選定のやり方
企業選定のやり方は大まかに、
1.企業の検索
2.検索して見た企業の中で特に良いと思った企業の深堀
+調べた企業の記録
この3つに分かれます。
企業の記録は1と2の作業と並行して行うようにしてください。
また、企業選定は結構な時間を割くことになるため、質を保ちつつ効率的に記録ができるパソコンでの作業をオススメします。

【企業の検索】
まずは企業の検索について解説します。
この作業は就活ナビサイトを使うことがメインになります。
有名な就活ナビサイトは、
新卒メイン:リクナビ、マイナビ、キャリタス、あさがく、チェアキャリア、ワンキャリア、ユニスタイル、インディードなど
転職用:マイナビ転職、リクナビネクスト、デューダ、エン転職
これらの就活サイトを活用し、前項で設定した条件に絞って検索する方法をメインにしていく良いと思います。

【企業の深堀】
続いては、特に良いと思った企業の深堀について解説します。
この作業は企業口コミサイトを使うことがメインになります。
企業口コミサイトは、
Openworkライトハウス転職会議
この3つくらいしかないと思います。
基本的に「(企業名) 口コミ」でgoogleで検索して、出てきた企業口コミサイトにアクセスして口コミを確認するかたちになります。
口コミサイトに企業名を入力して検索しなくて良いです。
また、企業の口コミを見る上でのポイントは
・回答順・新着順にして見る
・口コミの投稿日、書いてる人の職種を把握して見る
・「ワーク・ライフ・バランス」、「働き方」を中心にみる
これら3つを抑えて見ると必要な情報が手に入りやすいと思います。
2をポイントとして挙げてる理由は、職種によって残業時間とかが大幅に変わる場合が多いからです。

【企業の記録】
続いては、調べた企業の記録について解説します。
企業調べでたくさんの企業を複数回にわたって見ることになると思いますが、見た全ての企業の良し悪しや特徴を覚えておくことは極めて困難です。
そのため、記録しておかないとなんとなくのイメージレベルで企業を判断してしまったり、「良い企業なのに忘れててエントリーしてなかった」みたいなことになりかねないため、企業の検索や深堀と同時に記録することが大切になります。

また、企業の記録はNotionというメモサービスのテーブル機能を使って記録していきます。
Notionは複数のテーブルの内容を一括で変更できるなどの細かくて便利な機能が多く、メモサービスの中でも機能性がダントツで良いです。

企業の記録のやり方は、
1.企業の検索と並行して行う記録
2.特に良いと思った企業の深堀と並行して行う記録 
この2つに分かれます。
企業の検索と並行して記録する際は
1.企業名
2.従業員数
3.採用人数
4.勤務地
+総合評価
あたりを記録すると良いです。

企業記録の例

前項の条件設定で定めた内容を自分で抜粋してその情報を記録しても良いですが、総合評価だけは特に参考になるので記録することをオススメします。

特に良いと思った企業の深堀と並行して行う記録する際は、
1.企業名
2.従業員数
3.採用人数
4.勤務地
+総合評価 に加えて
就活ナビサイト・HPのURL、テスト形式、選考進捗状況、各種締め切り、備考
+ネット口コミ総合評価
あたりを記録すると良いです。
ポイントとしては、
・URL短縮サイトを使ってURLを短くしてから記録すると良い
・ネット口コミは、気になったところだけスクショを撮って企業ごとにアルバムでまとめておくと良い

また、Notionを使いこなせない方はエクセルの表や、パソコン・スマホに最初から入ってるメモアプリを使って記録しても良いです。
テーブルや表にまとめると企業名での検索や、総合評価が高い企業だけをフィルターして表示したりできるので、なるべくテーブルや表に記録すると良いです。


●ホワイト企業を探すポイント

続いてはホワイト企業を探すポイントについて解説します。
毎年十分な利益を得ているなど、利益をあまり求めていない企業は総合的にゆとりがあり、ホワイト企業である可能性が高いです。
ホワイト企業の傾向が高いオススメの業種は、
1.市役所
2.外郭団体・準公務員・政策連携団体
3.非営利団体・団体職員
4.大手企業の子会社
5.需要が衰えない・競合が少なく儲かる系の仕事
6.その他営業かけることない系の仕事
これらの業種は
・経営基盤がしっかりしている
・営業をせずとも需要が高くて利益を確保できる
・利益を目的にしていない
いずれかに該当し、ゆとりがあるので残業が少ない、休みが取りやすい、ノルマに追われないホワイト企業の可能性が高いです。

ここからは上記で挙げた業種それぞれをさらに深堀してポイント解説します。
1.市役所
市役所は国のサポートとして、特定の自治体に限定して行政事務を行っています。
市役所の採用試験は、1.公務員試験があるタイプ、2.公務員試験がない代わりに民間企業で使われる適正試験があるタイプ に分かれます。
公務員試験は800時間〜1000時間ほどの勉強量が必要となってくるので、2のタイプの市役所を受けると良いです。
2のタイプの市役所はこういったサイトから探せます。

また、2のタイプの市役所を漏れなく探すために、こういった自治体一覧から自分で1つ1つ自治体HPの採用情報を見て、倍率なども把握するのがオススメです。

市役所の良い点
・税金で仕事をしているから営業がない
・決まった自治体以外に転勤がない
・資格を取らないと仕事ができない・評価されないとかがない
市役所の悪い点・懸念点
・部署ごとに仕事が全く違う
・面接だけでも4回くらいあったり、自治体の志望動機が作りづらいなど、採用試験の難易度が高い
・将来的に事務職がいらなくなって福祉職に配置転換される・福祉系の仕事ばかりになる説が出てる

2.外郭団体・準公務員・政策連携団体
外郭団体・準公務員・政策連携団体は簡単に言うと、国から仕事を受託している企業のことです。
「(〇〇県) 外郭団体」でgoogleで検索すれば、このような外郭団体が記載された一覧表が載ってるサイトが出てきます。

外郭団体・準公務員・政策連携団体の良い点
・国から仕事を受託してるから営業がない
・特定の分野の仕事をすることが多く、部署ごとに仕事が大きく変わらない
外郭団体・準公務員・政策連携団体の悪い点・懸念点
・もし国からの受託がなくなったら競争力が弱く潰れやすい
・管理職が公務員からの天下りで埋まることが多く出世しづらい
・採用人数が少ない企業が多い

3.非営利団体
非営利団体は簡単に言うと、利益ではなく公益性求める企業のことです。
非営利団体と聞くとNPO法人を思い浮かべると思いますが、
社名に「株式会社」がつかない企業は基本的に非営利団体で、「〇〇社団法人」、「〇〇財団法人」、「〇〇協会」、「〇〇会」、「〇〇団」などが例として挙げられます。
基本的にはこのように就活ナビサイトの業種で「財団法人・社団法人」にチェックを入れて検索して探す形になります。

非営利団体の良い点
・利益を目的としないのでノルマに追われづらい
・特定の分野の仕事をすることが多く、部署ごとに仕事が大きく変わらない
・規模が小さく転勤をあまりしない企業が多い
非営利団体の悪い点・懸念点
・管理職が公務員からの天下りで埋まることが多く出世しづらい
・採用人数が少ない企業が多い

4.大手企業の子会社
「(大企業名) グループ企業」でgoogleで検索すれば、このような子会社が記載された一覧表が載ってるサイトが出てきます。

大手企業の子会社の良い点
・大手企業から仕事を受託してるからノルマに追われづらい
・大手企業の信頼性を受け継いでるから仕事を取りやすい
・特定の分野の仕事をすることが多く、部署ごとに仕事が大きく変わらない
・大手企業と同様の福利厚生が整っていることが多い
・大手企業に比べて採用倍率が低い
大手企業の子会社の悪い点
・親会社に会社を売却されて潰れる可能性がある

5.その他
基本的に電気・ガス・水道などのインフラ企業は、需要が衰えないため、利益を十分に得られて経営資源にゆとりがあるため、ホワイト企業の可能性が高いです。

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