ひとりごと　〜サラリーマンの「半どん」出勤って何？

今ふと思ったことだが、
数年前に政府が提唱していた
毎月一回の「金曜日早期退社日」制度、
「プレミアム・フライデー」は今、どうなっているのだろうか。

ニュース等でその単語を耳にすることも、
又、知り合いで
「うちの会社はちゃんと今でも実施されてるよ」という人にも
会ったことがないので、ちょっと気になってしまった。

そういえば、その昔、現在のような完全週休二日制が一般的になる前は、
どの企業も「土曜日は早期退社日」となっていて、
通称そういう日のことは「半どん」と呼ばれていた。
「半どん」という言葉も最近は聞くこともなく、
すっかり死語化している。

大昔の「半どん」時代には
土曜日が終わると、バイトや会社なんかでは
「飲みに行くには時間が早過ぎるから、麻雀でもするかあ」
なんて楽しみもあったものだが、
半どんの消滅と共に、そういう会話もほぼ聞かれなくなった。

金曜日の「半どん制度」が世の中に浸透すればまた違うのだろうが、
もはや日本経済に、そういう余裕はほぼなくなった。
古き良き時代の話である。