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リフォームのきっかけは扉から。

 最近では、アクア技研アパートメントでは全面的にリフォームすることが多くなっています。しかし、それは最近の話というか、徐々にそうなっていきました。

 リフォームのきっかけは、あるとき退去した部屋を確認していたときに、扉に糊の跡があったこと。たぶんカッティングシートを貼っていて、その糊が残ってしまっていました。
 そしてあまり間を置かずに、ちょっとした対応でお邪魔した別の部屋でも、扉に見事にカッティングシートが貼られていました。本当にきれいに貼られていて、いい感じでした。
 そこで気づきます。これは、「この扉はちょっと…」という入居者の方からのサインなのか?
 ちなみに、その扉というのがこちらです。

元々ついている扉

 言われてみると、たしかに事務所の扉っぽい感じがある…。ただ、レトロといえばレトロですし、30年使っても壊れていないのはすごいところ。

 そこから扉の交換に着手します。それまでもキッチン・洗面台・トイレと、畳をフローリングに交換するリフォームは行っていました。ただ、リフォームというよりも傷み始めた設備の原状回復という意味合いが強かったです。
 扉の交換に踏み切るということは、今度はデザイン面にも目を向けるということ。最初に行ったことは、こちらです。

  • 玄関〜リビング入り口の扉と、洋室入り口の扉の交換(計2箇所)

  • 枠全般の塗装、圧迫感を減らすため

  • リビング壁にフック付きレールの設置、飾れるように

 出来上がりはこのようになりました。

入り口扉の交換
枠全般の塗装
フック付きレールの設置

 たしかに、違和感というか中途半端な感じもあるかもしれませんが、かなり予算を抑えているので、これはこれで良かったなと今でも思っています。

 それが今では床から収納から全て変えています。エアコンなどの設備面も増強している。
 理由はいろいろとありますが、一つには、最低限衛生的で住むのに困らなければいいという考え方から、より良い暮らしへとつなげるためにはという考え方に変わったこと。これは、扉を変えることをきっかけにいろいろと考えるようになり、「この方がいい」というアイディアが出てくるようになったためとも言えます。
 二つには、予算を掛けられる状況を作っていったこと。物件も30年経つとこの先何年もつのかということを考えます。特に配管周りは劣化している可能性が高く、だまっていれば漏水につながってしまう。その配管を交換する方法が見つかり、実施できたことが大きかったです。この先も長くお貸しできる物件なのであれば予算を掛けてリフォームすることができます。

 一言でいうと、リフォームは楽しい。もちろん、生々しいところではお金がかかってヒヤヒヤですが、その反面どんなものを作ろうか・どんなものが出来上がるのかというワクワクもある。ヒヤヒヤ・ワクワクで、これからもいい暮らしにつながるようなお部屋を作っていきたいと思っています。

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