9. Who am I … マーヤー
Who am I … マーヤー
Who am I
マーヤー 見る者であり、ある者
私はようやくあのパニック状態から脱しつつあった。私の内側は輝きつづけ、私はその輝きに吸い寄せられた。もう何もいらない、私はもうこれでいいんだ、これこそ私のすべて、この為に私は生きている。思うより先にそうであった。そして肉眼で見る外の景色は白黒の世界が展開していった。あれほどいとおしくわが身同様であった子供達が、夫が白黒であった。何もかもが白黒であった。現実と思っていたものがモノクロの幻であっ