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おとぼけ祖父の日常【洗濯機編】


御歳90歳になる母方の祖父はマイペースの権化で、親戚一同からよく「天然」「おとぼけ」と称されます。

昔の写真を見る度、若い頃は「柳葉敏郎に似ていたんだよ」と繰り返す祖父は、今や髪の毛も数える程しかなくなり、身長も縮んで可愛らしい小人のように見えます。ハードボイルドな柳葉敏郎は見る影もありません。

祖父は洗濯が大好きなので、大抵一日に2、3回ほど洗濯機を回しています。台風の日も例に漏れず、部屋の物干し竿に洗濯物を吊って、ひたすら扇風機を当てるという作業を難なくこなしています。もしかして、前世は家事をする妖精だったのでは?と思うこともしばしばです。

私は現在、その祖父の家に居候をしているのですが、祖父の言動は見ていて飽きないので、この機会に祖父観察日記でも始めようかな。思い出の記録も兼ねて。

ちなみに今日は天気がいいので、さすがに洗うものも無くなり、洗濯機は1回しか回っていません。たまにシャツとタオル1枚ずつで洗濯機を回し始めるので、逆にもう洗濯機の方が綺麗になっている気がします。おじいちゃん、ジェルボールが泣いてるよ。

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