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"Howling Ghost Village/中編"

一つに纏めるつもりが、気付けば前編、中編、後編になっていた。
まぁ、それぐらい伝えたい事が多いイベントで振り返ると情景が蘇ってくる。。。

中編はイベント前日から始まる。

Howling Ghost Villageのサブタイトルは"怪談師達の慰安旅行"。

"この際だから前日入りしてゆっくりしよう!"

白峰を散策して、地元の人達から怪談を蒐集出来るかもしれないしね。

そして、前日の14日から、Apsu Shusei、チビル松村、松原タニシ、田中俊行、にしねザタイガー、スタッフAちゃんで白峰に行く事に。

会場セッティングをしつつ、温泉に入ったり、近隣を散策するには充分な時間がある。

白峰の心地良い水音を楽しみながら、ゆっくりと流れる時間を楽しんだ。

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まさかのタニシファン!!!

偶然にも山和荘の女将の孫であり、今回の怪談会の開催に尽力してくれたYさんの妹が松原タニシファンと発覚。
本まで持っており、サインをする。

ねむこわさん、ありがとう!!!

夜は今回の怪談会のフードを担当してくれる"眠れる怖い話"さん(通称:ねむこわさん)が用意してくれた晩ご飯をみんなで食べる

めちゃくちゃ美味しいご飯にタニシさんが「幸せすぎて死にたい」と言い初める。

その気持ちは判る。

誰かと食卓を囲める事は幸福だ。
その幸福が続かない事を判っているからこその、慣れきった絶望のような倦怠感に対して、少しの間、意思を消して、ただ幸福を味わいたくなる。

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"まんち"という楽園

食後、近くにある"まんち"という居酒屋に若人が集まると情報を聞きつけた我々一行は酒と怪談を求めて暗い村内を提灯の明かりを目指して歩き始める、、、といっても直ぐに到着、、、「山和荘」からもめちゃくちゃ近い。歩いて2分。
まんちの暖簾を潜ると、中には若人が4人ほど。
カウンターの奥には店主らしきおばあちゃんが赤ら顔で立っている。
確実に泥酔してる。

この風景だけでまんちが好きになったね。

入ってきた我々を迎えいれてくれた若人達、
「おばあちゃん、今日は焼酎3杯飲んでるし、あんま仕事出来ないから勘弁したってなー」との事。
やはり泥酔してた。大好き。

注文を取る若者、我々のお酒を作る若者、虚空を見つめるおばあちゃん。
良い、良いわぁ、この空間。

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白峰名物"にしん大根"

"まんち"にて『白峰の名物やで!今が一番、美味しい』と出してもらった"にしん大根" 

にしんを漬け込み発酵させ、それを大根の漬物と混ぜた郷土料理。
発酵の旨味と大根の歯応えがお酒に合う。

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村中に知れわたる"怪しい奴達"

"まんち"で飲んでいると若者達に「もしかして怪談の人ですか?」と聞かれたので、なぜわかったのかを尋ねると村人達の間で「山和荘で怪談会をする」と噂になっていたそうだ。
「人がいっぱい来るみたいで嬉しい」と喜んでくれていた気がするが、
この時点でApsuも酔っていたので記憶が曖昧。

そして若者達から地域の怪談を聞く事に成功した我々は酒の酔いも善き頃合いとなったので山和荘別館に戻り、いつもより早く眠る事に。。。

確か、帰って数分の間に田中さんが寝ていた。
田中さん、最近いつも寝てる。
たまに舞台の上でも寝てるんだよなー。

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明日はHowling Ghost Village本番。

ゆっくり寝て明日に備えよう。。。
おやすみなさいー。

おはよう、白峰

朝起きて、特にする事を決めずにゴロゴロ。

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怪談を聞くとリラックスする人が多いのは周知の事実だけど、
舞台の上で怪談を語る我々は常に緊張をしている。
怪談において重要なのは"緊張と緩和"。
本番前はリラックスした状態が良い。

緊張から緩和を用いて、会場のグルーヴを捏ねて混ぜて広げるのが怪談会の楽しい。(と、Apsuは思っている)。

お昼ご飯はジビエ!!!

昼食は気になっていた「田舎食どう 忠次郎」へ、
ジビエ料理を出してくれるお店で、
鹿蕎麦、熊蕎麦、鴨蕎麦、猪蕎麦などがある。
Apsuは熊蕎麦が気に入った。
熊の肉のパワーは凄いね!

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"栃餅ぜんざい"

デザートには"栃餅ぜんざい"を食べる。

この地域には平地が少なく稲作があまり出来ないということでお米は貴重品で、お米に変わる食べ物として栃の実が食べられていた。

その栃の実を昔ながらの製法で"栃餅"に、
独特のコクがある栃餅は、ぜんざいと合わせる事により旨味が増す。

"栃餅ぜんざい"、昔ながらの味に一同がほっこりする。

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さくらさん到着。

村を散策していたら、気付けば3時。
ちらほらとお客さんが白峰に到着。
そして出演者の深津さくらさんも到着。

19時の開場までに時間が空いてるのは理由があり、
怪談会だけではなく、この白峰も楽しんでもらいたかったからだ。
開場までそれぞれの楽しみ方で白峰を満喫してもらいたかった。

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怪を慈しむ

怪談会では怪を慈しみ、敬意をもって語る事が大事。
その為にもリラックスは大事。

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にしねさん、、、ありがとう!!!

数々のイベントを共にしてきた安心と安定のにしねさん、、、今回は会場設営も手伝ってくれた。

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と言う事で、本番前に白峰荘湯へ、
タニシさん、サウナに目覚める!!!

タニシさんにサウナの楽しみ方を徹底的に伝えれた事により、タニシさんがサウナに目覚るという嬉しい展開、そして、にしねさんのサウナスタイルがストイック過ぎて敬虔な気持ちになったね。
サウナは禅道に似ている。

温泉でHowling Ghost Villageへ来たお客さんと会って、一緒に湯船に使ったりとリラックスした時間が過ぎる。

ポカポカになった身体を白峰の空気が心地良く冷ましてくれて村を歩いているだけで楽しくなるし、夜はみんなと怪談会!!!

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そして開場!!!

19時開場。
続々とお客さんが山和荘に到着。
心配していた雪や寒さも問題無かった。
ただ、カメムシがめちゃくちゃ多くて、、、
来場者の皆様にはご迷惑をおかけしました。

スタッフがカメムシハンターとなり匂いを放つ事なくカメムシ達を捕まえる事が出来た。

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本番前、、、当たり前のように"まんち"

うん、大事。
少しのアルコールは肉体を潤す。
と、ここでスペシャルゲストの登場。
ありがとう ぁみさん!!!

ぁみさん!!!!!

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まさか、ぁみさんが出演してくれるとは、、、。
絶対に良いイベントになると確信。
ぁみさんが出演してくれる事により、イベントの奥行きが増す。

さぁ、そして本番。

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続きはHowling Ghost Village 後半へ、
公開は4月19日頃を予定しています。


写真=秀、Apsu Shusei