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砂糖断ちと、やることの細分化の話②

前回詰め込んだ時も、今日と同じく白ぶどうから始まった。
白ぶどうと林檎を食べ始め、止まらず、「じゃぁせめてしっかりとした食べ物を食べて満足させてあげよう。」とパン屋で気になっていたサンドイッチを買った。
ちなみに、チョコパンはその時欲望に抗えず一緒に買った。フムスのサンドイッチは結構重たく、満足感もあったのに、あっという間に食べ終わってしまった。あとはもう前述のとおりである。

その時は、どうして「お菓子には手を出さないように」を守れなかったかというと、「私はどうせ、お菓子じゃなくても吐くまで詰め込む」と思ったからだった。
一度、実家で、家族が不在の間にみかんを20個超たべて、そして吐いたという実績がある。
なので、「あーあ、もう止まらない。どうせ私は果物だってなんだって吐くまで詰め込むんだから、詰めるものが何だろうが関係なくない?もうお菓子でもよくない?別に果物だって食べすぎたら太るんだしさ。果物過食ならえらいとかないよ、お菓子以外の何かが代わりに止まらなくなるだけだよ。」という気持ちから買い足すに至った。

 加えて、「どうせ果物だって吐くまで詰めるから関係ない」の背景には、こんな葛藤があった。
・果物ならいくら食べても許される。果物ならお菓子よりは過食をしても罪が軽い。
・でも私が目標としたいのは「過食をなくすこと」なので、果物でも詰めるまで過食したら意味がない。何にもえらくなんかない。
・とはいえ、砂糖依存をなくしたい、一旦過食のサイクルをリセットしたいので、お菓子には手を出さないでいたい。
・↑こういう「我慢」「制限」がさらにお菓子を神聖化・特別視して、そのことがおかし過食大爆発につながるんだよ。

さて、今日は金曜日。そわそわが止まらず、白ぶどうと林檎を食べる手も止まらず、ああ水曜日に過食したばかりなのに、2日とあかずまた過食してしまうのか。
もう諦めの域だったけれど、結果的にコントロールは失ったしリンゴとぶどうは無くなるまで食べたけれど、その後お菓子を買い足したり、冷蔵庫に入っているおにぎりには手を付けていない。
量にして、白ぶどう200g程度?(500gパックの半分弱)、林檎は小ぶりのものを半玉。

おなか具合や気持ちとしては、「少し食べすぎたし、止まらなかった罪悪感。でもまぁ満足かなぁ。」
これを成功や成長ととらえていいのかは微妙だけれど、お菓子を買わずに済んだ心の動きに少し変化があったので記録したい。

 まず、今回「お菓子ではなく果物ならOK」にした理由がふと頭に浮かんできた。
「果物過食の方が偉い」とか「罪が軽い」というよりは、「味覚をリセットしたいから」「お菓子から、そしてお菓子を食べたときのあのぶちあがる感覚から離れたいから」ということが理由だったはずだ。

あ、じゃあ別に、果物過食の方が罪が軽い、とかなくても、お菓子さえ買わなければ、「味覚をリセットしたいから」「お菓子から、そしてお菓子を食べたときのあのぶちあがる感覚から離れたいから」お菓子は買わない。詰めない。という目標は達成できるじゃん。

それに気が付いたら、コントロールを失っている今の状態は怖いけれど、詰め込んで太ることも怖いけれど、また「今日も過食した」という事実が残ることも怖いけれど、「お菓子さえ買いたしに行かなければ、自分を責めないで上げてもいいかな。」と思ったのだった。
なんとなく、これまでの私は、というか今現在の私もだけれど、一度に全部を求めてしまう。
過食をゼロにする、詰めない。過食で増えた分を少しでも早く元に戻す。そのために、お菓子を詰めることはやめる。
この、「過食をゼロにする」と「お菓子を詰めることはやめる」が重なってしまい、過食を減らすための第一ステップとして置いていたはずの「お菓子を詰めることはやめる」と「過食をゼロにする」を一緒に達成しようとするので、「お菓子を詰めなくたって、その分べつのものを詰めたらおなじだ!だから意味ない!」となって、投げやりになってしまうんだと思う。

今回は、やろうと決めたことを細かく分けて、その分やることや「これができれば一先ずオッケー!」ラインを明確にできたので、パニックがあんまり大きくなくて済んだのかもしれない。
結局全部食べちゃったけど、苦しくなるまでではないし、おいしさを味わえたので、今日のところは「またコントロールをなくして!」と自分を怒ることはまぁやめたげようと思う。

 コントロール、なくさないでいられるのが、自分の気持ちの安定的にもいいんだけどね、そこにたどり着くまでに、1個1個、いろんな場面で「今回はこれができた」を積み重ねていけたらいいなぁ。
ちなみに今日も、無理矢理ねじ伏せれば、もしかして白ぶどうと林檎を食べきらずに済んだかもしれない。寝るとか、財布を持たずに外に出る、とか。
でももう過食したくないより「食べたい」が勝っちゃったんだよね。どうしてもそこの戦いが越えられない。し、それと闘えるすべがどうしても見つけられない。