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犬を飼う

小さい時から犬が大好きでした。
しかし我が家では飼うことができなかったので、
友達の家の犬の散歩をよく買って出てました。
ノミ取りもしてました。
今思えば、犬困惑だよね…

いつか、ゴールデンレトリバーか柴犬を飼う…
小さい時はそう思ってました。

お年玉で犬の写真集や図鑑を買って
ずーっと見ているような犬好きな子どもでした。

だから、やたらと犬種に詳しいです。

実家を離れてから、寮やらシェアハウスやら下宿やら居候を経験してた時…

親元を離れてる私を心配して親切にしてくれた
図書室の司書さんがいました。
名前はヘレン

当時図書室は学校をサボる格好の場でした。
図書室の奥にサンルームがあって…
授業に出ずにサンルームで日向ぼっこしたり…
図書室のパソコンでパズルゲームをしたり…

ヘレンは私が授業をサボっていることを知っていながらも、
図書室に行くと笑顔で
「いらっしゃーい!apricot!」
と声をかけてくれました。

放課後や週末には
「家にご飯食べにいらっしゃい」
「週末は家に泊まりに来て」
と、家に誘ってくれて…
最初は遠慮していた私もだんだんと心を許し
ヘレンと仲良くなりました。

ヘレンは2匹の黒のトイプードル、ポピーとオスカーと小さな平屋の一軒家に住んでいました。

ポピーはとても大人しくて、いつもヘレンに甘えてヘレンの側をはなれませんでした。
オスカーはとにかくやんちゃ!
いつも飛び跳ねているような元気っ子でした。

正直に言うと、ヘレンの料理は美味しくなかったけど…
犬と遊びたくて私はヘレンの家に入り浸りました。

ヘレンもだんだん自分の身の上話をしてくれるようになり、
結婚をしたけど去年のクリスマスの日に旦那さんが家を出て帰ってこない…
他に家族はいない…

そんなヘレンは私を娘のように、
また、時には友達のように接してくれました。

ヘレンがポピーのリードを持って
私がオスカーのリードを持って
一緒に散歩に行くのが当時の私には何よりも楽しい時間でした。
ポピーもオスカーもすっかり私に懐いてくれました。

将来、黒いトイプードルを飼おう!
当時そんなことを思っていました。

それから数年後、私は友達と家を借りて共同生活を始めました。
ある日友達がジャックラッセルテリアの成犬をもらってきました。

2人でローリーと名付けました。

友達は留守にすることが多く、ローリーの世話はほとんど私がしていました。
念願だった犬を飼うことになり、溺愛しました。

当時寝る間もなく乱れた生活をしていて
身体もメンタルもズタボロだったけど…
いつもローリーは私の部屋に来て、寄り添ってくれました。
いつも私の足元で寝ていました。

あの時どれだけローリーに助けられたことか…

しかしローリーと過ごしたのは約1年弱でした。
その土地を離れることになった私
ローリーを一緒に連れて行きたかったのですが、もともとローリーをもらってきたのは友達
私が連れて行くわけにはいきませんでした。

ローリーとお別れの前夜
スーツケースに荷物をまとめていると…
ローリーは察知していたのでしょう…

スーツケースの中に座り込んで
1歩も動かず…
じぃ~っと私を見つめていました。

「荷造りできないから、どいて」
…と、お願いしても、頑として動こうとしませんでした。
あの時のローリーの姿を
今でも犬を見る度に思い出します。


で…
今…

猛烈に犬を飼いたいんです…私…

しかしながらマンションの規約で小型犬しか飼えません。
ゴールデンレトリバーか柴犬か…
あぁ、無理やわ。

ほな、黒いトイプードル!

しかし…
子どもたちがアレルギー体質…
しかも息子に関しては、4歳の時に犬に追いかけられて
追い詰められてオシリをガブリされてから…
犬恐怖症

あ、そうだ…
私、縫製の仕事を家でしてるんだった…
毛が舞うのはマズイなぁ~…

しかもダンナ…
犬飼うのは猛反対してるし…
(ダンナは実家で飼っていたリンちゃんオンリーラブなのだ…)

犬を飼うハードルが高くて…
犬を飼う妄想を毎日しているのであります。

本日の記事のタイトル
「犬を飼う」
あらため
「犬を飼う妄想」
でした。

はぁ…
今日もペット動画で我慢するか…

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