【詩】November

11月が来る　君が遠くなる

君の温度を忘れそうで凍えた

11月が来る　塗り替えられてしまう

君の言葉をまた失うんだろう

11月が来る　嫌いな季節だ

僕の闇が 色をまた深める

11月が来る　また11月が来る

11月が来るたびに君を忘れてしまうのならば

僕はもう死んでしまいたい

いかないで。

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わたしは精神疾患を抱えていますが
明確にそれが発症したのが20歳の11月のことでした。

その前から、中学生の頃から、11月は苦手でした。
2学期の期末テストの時期にあたるのですが
毎年のようにガクッと成績が落ちるのです。

病状が安定している時期に入っても、
晩秋から初冬にかけて、わたしは影の濃度が薄くなるような
弱り方をします。

もう11月になってしまう。
すでに情緒不安定です。
要らんことを思い出して取り乱して泣いたり
どうしようもないことを願ってしまったり
乱暴な考えが浮かんで嫌な気持ちになったり
時々ですがひどく乱されます。

この時期は生きていたくない。
死にたいほどじゃないけど、生きていたくない。