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杏子さんの休職日記06

少し間が空きまして、6本目。
弾丸スケジュールで帰省し、祖父を送り出してきました。

私が到着したときには、もう納棺は行なわれた後でした。亡くなってから葬儀まで日数があったので、硬直やその他変化で面影がなかったら悲しいなと思っていたんだけど、棺に眠る祖父は面影を残したまま穏やかなお顔をしていて、顔を見てホッとしました。鼻が高くてシュッとしてていい男のままだね、と従兄弟たちと話したりして。

お通夜の日はたくさんの人に会うし、向こうは私のこと知ってるのに私は(誰だっけ・・・)と思っていたりしながら当たり障りのない話をするなど、普段のひきこもりとは打って変わって、刺激が多くて頭も使う状況だった。案の定、夜はテンションが高かったらしい。灯台(定点で私の波を観察し必要があれば指摘する役目)を任命している友人に、翌朝指摘されて少し焦るなど。眠りづらくて、導入剤使って眠ったけど物音で目を覚ましてそこからまた眠るまでに時間がかかったりとか。おまけに朝早くから覚醒してしまうとか。疲れてるのに昂っていて力が抜けないのよね。
だけど多少病状が揺れようとも、大好きな祖父を送り出すことは諦めたくなかったので、今日も少々軽躁っぽいのだが、後悔はひとつもない。調整していけばいいだけのことだ。鬱で休職して軽躁で復帰、は双極性障害っぽい波だなと思うよ(自分に言い聞かせる

軽躁じゃないとできないこともある。
今日、やっと、灯油ストーブをしまうためのお手入れができました。6月ですよもう。・・・と、考えるとやっぱり今年の冬から春はずっとつらかったんだな、と実感します。あとは残った灯油を、近くのガソリンスタンドで引き取ってもらえるか問い合わせをしないとなぁ・・と思っているところです。

いろんなことが身軽にできるようになるから、軽躁って本人としては気分もいいし、悪い感じはしないんだけど、もっと突き抜けるリスクがあることと、ここでエネルギーをたくさん使った分は鬱で埋め合わせしないといけないことを考えると、やはりフラットに過ごすのがいちばん、という結論になる。我々は躁や鬱の記憶をきれいに消しながら前に進んでいる生き物なので、毎回その反省を忘れて繰り返すのですが。用心します。

倍にして返すくらいの文章を書くよ!!!!!