【詩】君はいるのに、届かないんだ、永遠に。
宇宙を震わせて低く唸る音がした。
居場所は不明。向かう先は何処?
にわかに心がはやる。
此処にいる僕、嵐の前の静けさ、もしくは、杞憂。
まるで君。遠雷。
存在は確かなのに。
君の存在は此方に伝わるのに。
君の存在に心が動くというのに。
僕のことなんて見えてない。
まるで遠雷。君。
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わたしの故郷は地形的に雷の多いところだった。
夏の夕方はだんだんと空が暗くなって、
ゴロゴロ…と音がし始める。
雷が怖くなかった。こどもの頃から。
むしろ、ちょっとわくわくするのだった。
外遊びから早く家に帰らされるのは面白くないけど
窓に張り付いて、閃光が走るその瞬間を待っていた。
そこからカウントをして、後からその閃光の規模から予想される
音が鳴るのを今か今かとわくわく、ドキドキしながら待っていた。
倍にして返すくらいの文章を書くよ!!!!!