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#手書きnoteを書こう ~10年前の貴女へ

このたびはだいすーけさんの企画、#手書きnoteを書こうに参加することにしました。

では、さっそく。

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ななへ

毎日、つらいね。死にたいって今まで何度思ったかわからないね。
わたしはまだ生きています。33歳になった。後厄もあと少しで終わる、
肌寒い朝にこれを書いているよ。ちなみに意外な場所に住んでる。
この手紙を読むのも、酷い鬱状態の貴女には困難かもしれない。
無理せず眺めてくれたら、嬉しい。

本当はいろいろ伝えたいことがあるんだけど、ネタバレになるから
自重しています。
けれど、貴女は、死んでしまわなくて絶対に良かったんだよ。
33になっても、やっぱり死にたい日はあるし、昨晩は、
"生きてるの嫌"って思ってた。まぁ、双極性障害の人は
健常者より寿命が短い、という研究もあるらしいから、
まぁそれまで「死なないでおく」ことにするかなぁと考えたりする。

貴女から見た2019年までの10年はトンネルのようだよね。
実際、まさかのことが起こったりもする。だけど、びっくりするような
幸せや、素晴らしいご縁とか、まぁやらかしたりしつつ、貴女は
この10年でたくさん手に入れて、けっこう自分のこと好きになるんだよ。

たくさん泣こう。10年経って思い出しても涙が出そうになるくらい
辛かったから、気が済むまで泣いたらいい。

未来からの励ましは大抵うさんくさいし、そんなことわかってるし
うるさい!今を救ってくれよ!と怒られそうだな…と思う。

でもあえて言わせてほしい。
そうやって底を這うような苦しみから進んで生きてきた貴女は
その経験や繊細さをもって、大切な人を守る強さを手に入れるから。

毎日、耐えてるね。えらい。今はしっかり休んでね。
過去に戻ってたった1人に会えるのなら、歴代彼氏とかじゃなくて、
間違いなく、今の貴女です。抱きしめさせてくれ。

なな、それでいいんだよ。
読んでくれてありがとう。あなたが生きててわたしになってくれた。
ありがとう。

ゆっくりするんだよ。わたしはなんだかんだ楽しくやってます。

                   杏子より

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10年前の自分へ。
関東を離れて九州のシングルファザーと結婚するとか
思いもしなかった。本当にいろいろあった。
多少汚くもなりましたが、ちょっといい女になったとも思うよ。

倍にして返すくらいの文章を書くよ!!!!!