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<解説>木製テーブルの設計プロセスと製作のポイント〜Rhinoceros/Grasshopper→EMARF→自分で組み立て・仕上げ〜

こんにちは、yujiです。フリーランスで建築・ものづくりに関わるデザインをしています。

先日、クラフトビール店のために大型のスタンディングテーブルを設計・製作しました!この記事では、その設計プロセス・製作について詳しく解説したいと思います。(テーブル作りの経緯〜製作について、概要はこちらの記事で無料公開しています。)

実は、ここまで大きなサイズ(長さ4.5m)の家具を設計・製作したのは、私にとって今回が初めでした。経験が少なかったたため、参考になりそうな家具の写真や現物を見てみたり、製作にあたってはYouTubeを見てプロの知見も頼りつつトライした結果、なんとか納得のいくテーブルを作り上げることができました。きっと私以外にも「普段は建築設計メインでやっているけれど家具も作ってみたい」という方はいるのでは?と思い、そんな方に役立てていただけたら嬉しい!という気持ちで、この記事を執筆しました。

<この記事で読める内容>
ここから先の有料部分では、無料記事では解説しきれていない設計プロセス・製作の詳細について、考え方、設計ツールの便利な使い方、そして今後改善したいと思ったポイントをご紹介します。

この記事の有料部分で読める内容
・最終的なカタチに至るまでの具体的なデザインプロセス
・家具製作で便利なRhinoceros/Grasshopper/ArchiCADの活用方法
・製作して気が付いたことや注意したいこと

記事内では、ArchiCAD, Rhinoceros, Grasshopperの便利な機能を紹介していますので、どちらかというと普段これらのツールを使っている人向けの内容です。また、これらを使ってEMARFで木材加工をしたい方にも役立ちそうな内容を書いています。

また、前半に書いているデザインプロセス解説と、後半に書いている製作時の注意ポイントについては、上記の設計ツールを使っていない方にも有用な内容もご紹介しています

特に、製作詳細については「初めて木製家具を自分で仕上げるけど、上手く行くか不安だ!」という人に読んでいただきたい内容で、正直ここを大っぴらに出したくないため、有料記事にしているくらいです(笑) 注意したいポイントを事前に少しでも多く知っておけると、不安軽減、そして精度UPに繋がると思い、noteで公開することを決めました。それでは、ご興味のある方、ぜひ続きをご覧ください。



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