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eillの「踊らせないで」の元ネタディズニー説

年が明けてすぐの2022年1月4日、eillさんの「踊らせないで」と偶然に出会った。

音楽的な知識があまりないため曲の良さを言葉にするのは難しいが、一発で気に入ってしまった。聞いたことがない人はぜひ聞いてみてほしい。

さて、いい歌にはありがちなことだが、この歌は歌詞が独創的だ。しかし気になったのは歌詞の中にどこかファンタジーな言葉が多いことだ。

例えば「ヒロイン」「鏡」「魔法」「ハッピーエンド」など。
「鏡」は文字だけだとイメージが湧かないと思うが、MVで出てくる鏡は下の画像のとおり。まるで白雪姫に出てくる魔法の鏡だ。

画像1

ちなみに、一緒に出てくるeillさんの服装はこんな感じ

画像2

白い服にりんご。まるで白雪姫だ(?)
・・・ちょっと飛躍し過ぎかもしれない。

しかし良い線を行っている気がする。
ディズニープリンセスを念頭に歌詞を見ると一部の歌詞を理解しやすくなるのだ。

溶けた魔法の味

さっき歌詞が独創的と言ったが、その一例が『溶けた魔法の味』だ。

We can be free ありのままで
Float in the air 裸足で舞って
操られてた糸を切ったら
Oh 溶けた魔法の味

上記が歌詞の抜粋だが、溶けた魔法の味とは一体なんだろうか。どんな味か想像もつかないと思うかもしれないが、ディズニープリンセスを念頭に置くと理解できる

ディズニーにおいて、「魔法が解ける」のはどんな時か。
もちろん愛する者のキスだ。

すなわち、『溶けた魔法の味』=魔法が解けたときの味=キスの味、と考えられる。といってもキスの味が重要というよりは、魔法が解けることを味で表現することの方が重要だったのだろうという気がする。というのも、この曲は「女子グルメバーガー部」というエンディングテーマとして作られているからだ。

どうだろうか。
ちょっと無理があるだろうか?

しかし、誰しも自分が思いついた画期的な意見を否定するのは難しいだろう。例に漏れず私もそのようで、考えれば考えるほど自分の意見が正しく思えてきてしまう。

例えばさっきの歌詞に『ありのままで』という歌詞があったがこれは完全にアナ雪ではないか。また、曲の後半に『You can see whole new world』という歌詞が出てくるが、これもアラジンの「Whole new world」が元ネタではないかと思えてくる。

・・・さすがにこれは無理なこじつけだと思うので、もう少しマシな根拠を示したい。それはこの歌のテーマである。

歌のテーマ

この歌のテーマは「自分を開放すること」。他人の意見や与えられた理想に縛られたり踊らされることなく、自分の思うように生きることの大切さを歌っている。

MVの構成もこのテーマに従って作られているように見える。
つまり、縛られた自分と開放された自分の対比だ。

他人の意見に縛られた自分⇓

画像3

開放された自分⇓

画像4

開放された自分には「都会」「夜」「かっこいい」「自分から行動する」といったイメージがある。対して縛られた自分は「自然」「昼」「かわいい」「誰かに助けられるのを待っている」というイメージだ。
後者は古典的なディズニープリンセス像と一致するのではないだろうか(最近のディズニーには当てはまらないので、あくまで白雪姫やシンデレラと言った古典的プリンセスに限る)

「自分を開放する」というテーマと正反対の存在として、ディズニープリンセスを置いたのではないだろうか。

まとめ

どうだろうか。どこまで行っても感想の域を出ないが、オモシロとんでも説のひとつと考えてもらえると嬉しい。

こういった考察をしたところで、「深読みのし過ぎ」と言われてしまえばそれまでだ。しかし、こういうことを考えるのが私はとても好きだし、楽しくてしょうがない。奇遇にもeillさんは周りの言葉に踊らされず自分を開放するのが大事と言っていることだし、私も自分を貫いてこのnoteを投稿することにする。

誰がなんと言おうと、この歌の裏テーマはディズニーにあるのだ。

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