見出し画像

私は誰かと一緒に住んだり、子育てできない系アラサーだわ

先月、両親がコロナになった。ありがたいことに私だけ生き残ったため、両親の身の回りのお世話をすることになった。それで悟った。

私、誰かと一緒に住めねぇ。

普段、私は自分の部屋で過ごしている。だからリビングが散らかっていようが気にならない。けど、自分がそこで実権を握りはじめた途端、あらゆる場所が気になりだした。

「なんでこんなわけわからん瓶、大量においてるん。しかも置き方めちゃくちゃやん。イライラ」

「テーブルの上にみんな何でも置きっぱなし過ぎる!(自分もいつも母に言われてる)全部捨てたろか!イライライライラ」

「何!?ここみんなのくつろぎスペースやのに、この一角は父のためのものなん?洗ったかどうかもわからん衣服、散在してるし。イライライライライライラ」

ってな感じ。えっ、そういう私の部屋はきれいなの?って。汚くはないが、きれいではない(笑)。きれいに見せかけて棚の中はグチャグチャ的な感じ。だから人のことは言えないのだが…。

そして何より面倒だったのはご飯。私は食べるのは好き。だけど口に入れられたら何でもいい。味にはこだわらないし、毎日同じものでも飽きない。

これは実証済み。カナダに1年と少し滞在していたとき、家でお昼ご飯を作るときは年間通しておじやだった。暑い夏もおじやを食べた。適当にある野菜とご飯、卵をぶっこみ完成。栄養的には問題ないし。

晩ご飯はもっぱら煮物。しかも味付けも適当。一応、鶏ガラべースや醤油ベース、オイスターソースベースなど工夫はするけど、いつも「ん〜」という味だった。私はお酢ラーだから、そう思ったらお酢をジャバジャバしてしまう。そして結局、酸っぱい煮物ができあがる。

人に出せるものじゃないな、と思いながら自分では納得して食べていた。

しかし、人がいたら味もそれなりのものを出さなきゃいけないし、なにより毎日同じものを出せない。

これが面倒で仕方がなかった。また、うちには作った料理に物申してくる人もいる。仕事が終わってから作ったものに対して何か言われたら、私たぶん目の前のもの全部投げつけるだろう。

今回、両親はウイルスにやられていたので、私の料理に対する声は届かなかった。

仕事から帰宅し、買い物をしながらメニューを考え、ご飯作って後片づけをして、洗濯して掃除…。

世の中の主婦主夫、すげぇわ。子どもがいる人はそれに加えてお世話もあるし。ほんと脱帽。

私には無理。私はおひとりさまがいいと思った。自分が散らかしたものは気にならないし、何よりずっとおじやだけで過ごせるから。ひとりでいい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?