ハタチノコロ はじめてのヨーロッパ(7)森・山・森・山・城・山・森・城・森

3/3 毎日6:30くらいに起きている。もう時差ボケは平気だし、このところすこぶる健康的な生活を送っている。今日はオランダからドイツのライン地方へ向かい、ライン川クルーズに参加する。夜はマンハイム泊。ここでランチの話。オージーが多い今回のツアーでは、みんな朝食のパンをナイフでカットしてバターを塗り、チーズとハムを挟む。そしてこれを紙ナプキンに包んで持っていく。うーん、経済的!何度かやったけど、朝・昼・晩パン食というのは日本人としてはNGだわ~。デンマーク、ロンドンでもそうだったけど、ねばっとしたごはんが食べたい!なんか体が乾燥してきた気がするけど、パンに水分を吸い取られてるんだろうか?w 何だかドイツって森・山・森・山・城・山・森・城・森の繰り返しのイメージ。そんなシンプルな風景の中をひたすらドライブ。

森・山・森・山・城・山・森・城・森を抜けていくと、クルーザー乗り場に到着。ドライブインで買った菓子パンと水を持って乗り込む。動き出した!ゆっくりと船が進む。水はあんまりキレイじゃないけど、ワクワクする。デッキに出てみる。今日はとってもいい天気だけど風が強い。ライン川クルーズでは途中で通過するローレライ岩というのが有名。川の岸には家屋が並んでいる。ヨーロッパの家って、オランダ、ベルギーもそうだったけど、隣の家との距離がくっついている。これらの家並のバックに森と山、その上に城が建っている。同じような城なのでちょっと退屈しちゃうことも。でも城が遠くに見えてこちらに進むにつれて、近づいたときに写真を撮る角度やタイミングを考えている時間もワクワクする。中にいても同じ景色だから外にいた方が十分楽しいのだけど、なにせ風で寒い!だから何度も出たり入ったりしていた。ここでまたサラのおせっかいが出た。私が中でパンを食べていたら、「いつも何か食べてるわね、Tommyは。」とか言ってくる。いつも食べとらんわっっ!!!アンタの方が食い意地はっとるわい!と思いながらも、大人な対応でさらりとかわしたw

長いクルーズが終わり、帰る途中にケルン大聖堂にも寄った。ケルン大聖堂は大きすぎて、その全貌を写真に収めることはできないから、上下2枚に分けて分割写真にした。私はサラとラヒシと上って街全体を見渡そうとしたけど、2人を先に促してトイレに行った。しかし、ヨーロッパの大半のトイレではよくある話で、入るにはコインが必要。お掃除おばさんがでーんと構えていて、払わないと入れない。えーーー、持ってないし・・なんて不便なんだ・・。ポストカードでも買って崩さないと。崩したけどマクドナルドのトイレはコインなしで入れたので、そちらに行くことにした。結局時間をロスしてしまったから上まで上るのは無理だなあ・・仕方ないね。するとサラが満足げに「なぜ上まで行かなかったの?」としきりに聞いてきた。だってすごい階段数だから時間がなくなったんだもん、しょうがないじゃん!もーー、いちいちイラっとくるな、この人w そこからコーチは今夜泊まる予定のマンハイムに向かう。シュヴァルツヴァルト=ブラックフォレストと呼ばれる森の中を走る。名前の由来は森の多くを占める植林されたドイツトウヒが密集して黒く見えることから。ところどころ掘り起こした跡やブルドーザーがあったりもした。第二次大戦後の酸性雨の被害で木々が枯死したことから、森を再生させるための環境運動も盛んらしい。

HOTEL QUEENS NIEFERNERHOFというホテルに到着した。そんなに高級ではなさそうだけど、インテリアとか内装がいい感じでベリンダはとても気に入っている様子。今日の夕食はビュッフェ形式。ベリンダと座り、私たちの前には紳士っぽい装いのおじさまと彼の奥様が座った。彼らはロス&ジュリアン。私があまり流暢に話せないことを知り、間違ってもいいからどんどん話なさい!と言って励ましてくれた。とても優しいご夫妻だ。彼らもやはりオージーだった。隣にはシカゴから来たスコット&ヴァネッサのカップルが座った。スコットとはなぜだか日本のカブトムシの話になっていた。ジャパニーズビートルがアメリカに広がって、農作物を食い荒らしていると。なぜ?と聞くと旅行者の荷物の中にまぎれていたカブトムシが自然に増えたとのことだ。なんかこんなチョイ話について大真面目に話しているのがおかしくて爆笑したよw スコットは真面目そうに見えるけど話がすごく面白くて、よく笑わせてもらった。オージーの英語は早口で聞き取りづらいけど、アメリカ人の英語はよく耳にするせいか聞きやすい気がする。ビュッフェでサラダを取りすぎて、ホットディッシュをあまり食べられなくなってしまった。デザートはムースだった。それ自体甘ったるいのに、それにさらにブルーベリーやラズベリーのソースをかけて食べるので、欧米人は気が狂っていると思う。おなかいっぱいだし、周りに出かけるところも何もないし、今日はもう部屋に戻って早く寝ようzzz

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