ハタチノコロ はじめてのアジア (5) 微笑みの国を脱出!

2/8 荷仕度をするため、朝食を早めに済ませた。私たちは一旦タイを脱出し、ベトナムに2泊ほどしてまた戻ってくる予定なのである。2日間いて思ったけど、タイってめっちゃ胡散臭い国。こんないーかげんでいいの?でもかなり居るだけでウケるし、なんと言っても自分も超テキトーでいいのが最高。でも暑苦しくなったから、もういいかな?って気もするw とりあえず電車に乗って空港まで行く。駅に向かうまでに1つ発見したことがある。バンコクの犬って人間が横断歩道を渡る時が安全だっていうことをちゃんと知ってて、信号待ちしてるのがウケる。野良犬は歩道で暮らしているからそんな知恵を身につけたのかな?生き残るには賢くならないといけないのね~。駅でガイドさんに書いてもらった空港の最寄り駅までの切符を買った。1人20バーツ。待っている人たちは地べたにペッタリ座ってダルそう。。早速電車に乗ったら中は薄暗くて、なんか田舎の電車みたい。どんどん人が増えてきて4人掛けシートが取れなかったので、通路をはさんで分かれて座ることにした。オオサワさんの横にはタイ人男子が・・ん?誰かに似てる??あっ!!ナインティナインの岡村ちゃうん?そっくりやん!もう可笑しくて可笑しくて笑いが止まらない。列車の外の景色を撮るフリして、ひそかに岡村くんも入れてたw これはもう「ダウンタウンDX」の芸能人目撃情報のコーナーに送るしかないでしょうww 8:30発の電車に乗ったので、9:15には空港の最寄り駅に着くはず。そろそろかな?とすぐ降りれるようにスタンバっていた。すると車両の連結部分に少年が2~3人いた。彼らはそこから身を乗り出して、外の様子を見ている。彼らに駅名を書いた紙を見せると、次の次くらいだと教えてくれた。あとなんか言ってたけど、言葉がわからない。行きの飛行機での「知って得するタイ語講座」で学んだ「コップンカ~!」と言ってみたけど、全く通じてなさそうだったw あまりうまくコミュニケーションが取れなくて残念だったな・・。

こうして無事空港に着いた私たちは出国手続きに並んだ。またしても私が並んだ列だけすごく時間がかかってるよー(汗)。他の3人はもう手続き終わってるのにー。後ろに並んでいた外国人の女性2人が何か「Oh, my god・・」と言ってる。「何時に出発なの?」と聞くと10:30だという。え?あともう5分しかないよ?彼女らはこれからカトマンズへ行くらしい。ギリギリだろうと思って前に行かせてあげた。他の列はもうほとんどガラガラになっている。何このオヤジ?仕事遅すぎ・・。結局私は他の列に移ったけど、彼女たちは間に合っただろうか?さて、手続きが完了し、搭乗したらすぐランチが出てきた。今回はシーフードはなく、やっとこさチキンが食べれたw 1時間程度であっという間にホーチミンに到着だったので、「知って得するベトナム語講座」は結局開けず・・「ありがとう」の意味の「カムオン」だけ覚えた。だって英語のCome on!に似てて覚えやすいんだもんw 飛行機を降りるとき、タイ国際航空ではブローチにした蘭の花を1人1つずつもらえるサービスがある。ミカミがもらった花に穴があいてるのが私のツボにはまって笑ってたら、ミカミが「もういらない!!」って拗ねちゃったw 仕方ないので、私がかわりにカバンに2つ付けた。黒いバッグに紫の蘭の花はよく映えた。

さてまた入国審査で並ぶ。ここでも私1人遅くなった。というのも、ビザを見せたとたん、審査官は私のビザの写真欄に大きく×をつけた。「No Copy!」と言ってる。は?何言ってんの?「No Copy!」って言うだけで何も説明してくれない。ただ向こうへ行けって指差すだけ。何なのよ?と思って指差す方へ行ってみると、写真を撮るためのイスが置いてあった。おばちゃんが$2払えと言っている。US$持ってないと言うと、それじゃ仕方ないわね・・みたいな態度取られた。もう何よ~!予備の写真を持ってきていたのを思い出し、再度入国審査でそれを見せたらすんなり通れた。コピーじゃダメだったの?他3人すんなり入れてるのに、私の人相が悪かったから?とかいろいろ考えちゃったじゃないか!この事件で私の中のテンションを示すメーターがどん底まで落ちた。さて、気を取り直してやっと一段落ついて外に出る。まずは両替。1ドン(D)はだいたい0.0105円という計算になる。これはどういうことかと言うと、1万円渡すと952,000Dが手元にくるということ。なんか札束を手にしてリッチになった気がしたw さて、これから宿を探さなくちゃいけない。とりあえずチェックしていたMiss Roiっていうゲストハウスに行きたい。私たちが両替をする前からタクシーのドライバー集団がこっちをずっと見ていた。両替後にわーっと押し寄せてきて、「うちならいくらで乗せる!」だの、「それは安すぎる!」だの、もうベトナム語、英語が入り混じり、何が何だかさっぱり分からないw とにかく紙に書こう!本には相場が$6と書いてあるから、それに近づくまでは交渉するぞ。最初は全員が$10からスタート。$10=120,000Dは高い。どうせなら100,000Dにしてよ!紙に$8=100,000Dと書いて、OK?と聞くと、それで交渉が成立した。そうして私たちの乗ったタクシーは、交通量の多いホーチミンの街のけたたましいバイク音と排気ガスの中を進んでいった。

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