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▶︎改めて読み返したい教科書作品

本を読むことが、幼い頃から好きでした。

物心がつくころには読み聞かせをしてもらっていて、特にお気に入りだったのは桃太郎。

これは、おじいちゃんがよく読んでくれていたのだけど、文字が読めないはずなのに、一語一句間違えず、ページをめくるタイミングまで完璧に桃太郎を朗読する私を、両親は天才だと錯覚しそうになったそうです。(本当は文字を読んでいたのではなくて、繰り返し読み聞かせをしてもらっていたために、物語を暗記してしまっていただけだったみたい。)

そうやって大きくなった私は、小学校からずっと、国語の時間が大好きでした。

もちろん、文法や漢字といった授業内容よりは、物語を学ぶ授業が好きで、最近では、あの時の教科書作品の原作を読んでみたいなあなんて思いまで抱きはじめています。そんな私にぴったりの、こんな記事をnoteで見つけました。

心に残った教科書作品はなんですか?

今回は、思い出に残っている且つ大人になって改めて原作を読んでみたいなって気になっている作品を紹介しようと思います。(本の紹介文は、ブクログさんの作品紹介を参考に要約させていただいております。)

■ その1

あらしのよるに / きむらゆういち

あらしのよるに逃げ込んだ小さな小屋の暗闇の中、2匹の動物が出会う。お互いがオオカミとヤギだとは気が付かず、すっかり意気投合した2匹は、翌日のお昼に会う約束をする。

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恥ずかしながら、私は昨年になって初めて知ったことがあって。この「あらしのよるに」は後日談がシリーズ化されているそうなのです(全7作)。図書館でこのシリーズを見つけてからというもの、読んでみたくてウズウズしている作品です。

■ その2

スイミー / レオ・レオニ(訳:谷川俊太郎)

スイミーは小さな魚。大きな海で暮らしていたスイミーと仲間たちだったが、大きなマグロに仲間を食べられてしまい、泳ぎが得意だったスイミーだけがなんとか助かる。 仲間を失ったスイミーは岩の陰に隠れて暮らす仲間そっくりの赤い魚たちを見つける。

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この作品は、お話ももちろん素敵なのですが、教科書でも挿絵がとても綺麗だったことと、先生が大きな紙にスイミーの絵を描いて授業をしてくれたことがとても記憶に残っています。最近、郵便切手でスイミーのイラストを見たことがきっかけで、改めて原作に触れたいと思うようになりました。

■ その3

えいっ / 三木卓

「えいっ」それは、まほうのことば。とうさんがとなえるとステキなことがおこります。

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お父さんが「えいっ」っといった瞬間におこるステキなこと。小学校1年生か2年生くらいで習ったように記憶していますが、当時の私も、読みながらどこかワクワクした気持ちを抱いたのを覚えています。自分で車を運転するようになってから、お父さんの魔法の種が分かったことで、頭の中に蘇ってきた作品です。

■ その4

ごんぎつね / 新美南吉

兵十が病気の母親のためにとったうなぎをいたずら心から奪ってしまったキツネのごん。せめてものつぐないに、こっそりと栗や松茸を届け続けるも、その善意は兵十には伝わることなく、思いがけない結末を迎えてしまいます。

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切ないお話が印象的なこの作品は、兵十役とゴン役に分かれて行う音読発表の為に、家でひたすら音読の練習をしていたことが記憶に残っています。児童文学の代表とも呼ばれるこの作品を改めて手に取ってみたいと感じています。


以上、私が心に残った教科書作品の中で改めて原作が気になっている作品を紹介させてもらいました。ちょむらんさん、素敵なきっかけをくださり、ありがとうございました!

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